傀儡音楽

かいらいおんがく

Berryz工房楽曲大賞2004-2014結果発表イベントに行って来た。

http://www.esrp2.jp/bkma/2004-2014/
新宿ロフトプラスワンにて、Berryz工房楽曲大賞2004-2014の結果発表イベントが開催されました。光栄なことにハロプロ楽曲大賞だけでなくこのBerryz工房楽曲大賞でもコメンテーターとして参加させてもらいました。最高に楽しかった。

いつも懇意にしていただいているロフトプラスワンの加藤さんが不在ということで、いつもだったら「いいですよね!?」なんて図々しくお願いしている「実験40号の一存で会場全員のビール100円引き企画」が言い出せませんでした。申し訳ございません……って謝るのも変な話かな? わかりませんが。よく考えるといつも本当に図々しい話ですよね……なんというか、会場みんながいっぱい飲んで盛り上がってくれればみんながWin-Winになるんじゃないかな、と……(最後小声)。

今年は何がすげぇって実況班(お客さま)。いつも有志のお客さま……本当の意味で「有志」の皆さま……が最前列を陣取って、順位発表をtwitterで実況してくれるんで、実況班って呼んでるんです。2ちゃんねるではその有志の勇者のツイートを受け、一人で行くスレで全世界でリアルタイムに盛り上がるっていう構図なんですけどもね。なんと今年は、早く正確な実況をする為にと、スマホの専用アプリを自作で開発してくる剛の者が、なんと2名も居て本当にびっくりしましたね。ピロスエさんのお言葉を借りればまさに「楽曲大賞実況ジーンに新局面到来」と感じましたね。どういう仕組みで作ってるのかは存じませんが、ハロヲタ界隈以外にも需要あるんじゃないかしら。サーバ上にcsvファイル食わせといて実況時読みに行くみたいな仕組みにすれば汎用性もあるんじゃないの……みたいなこと考えちゃいました。とにかくすごい!

そんな驚きも含めて、実況班の皆さまの多大なる貢献のおかげで、関連ツイートをまとめるだけで、ほぼ完ぺきなイベントレポが完成しちゃいました。俺はただtogetterするだけ。
http://togetter.com/li/662790
去年の年末、俺ってばアイドル楽曲大賞のイベントレポを必死こいて鉛筆でメモしてブログエントリにしたわけですけど、今回と同レベルのツイートが集まるのならもうブログエントリなんて不要だな、と痛感しましたね。いやホントに。

なのでレポートとしては上記のtogetterでほぼ網羅できてちゃってると思うので、俺としては気になった点、思いついた点だけ以下に。

とにかくイベント開始してからすぐ、そしてずっと「早ぇよ!」「低いよ!」の連続。会場のみんながみんな「(この名曲は)もっと上位かと思ってた!」ってどよめくわけですよ。どんだけ楽曲の層が厚いんだよ、どんだけみんな多種多様な楽曲に思い入れあんだよ、って素直に感動しましたよね。

プレイバック映像、これまた最高でしたね。カレーに大笑い、三億円に涙。生きている幸せを感じました。

結果発表イベントでは50位から11位までは1コーラス、10位から4位までは2コーラスしか紹介しないわけです。だからグランドでは茉麻の歌が聞けないし、胸スカでは雅ちゃんの「き↑た↑いぃ↓」が聞けないわけです。「君の友達」のセリフも聴けない。それがむごいようで、家に帰ったらすぐ聴こうと思えたりして、人生って山あり谷ありだなぁと思わせられましたよね(意味不明)。

アルバム部門とか推しメン部門とかだと、順位表を画面に出してすぐトークなので、実況班が無茶苦茶忙しいんですね。なので懸命に画面確認とツイートを繰り返す実況班の皆さんに頑張ってと壇上からねぎらったわけです。その流れで「東のとざまさん」でおなじみの@tozamasanにマイクを伸ばして一言コメントお願いしたところ、「いま忙しいんで」ってあっさり断られましたからね。なんというプロ根性。頭が下がります。

順位について、完全な実験40号の個人の意見を言わせてください。これ、イベントのスタッフとしてじゃないのでその点だけご了解いただきたい。

自分が投票した曲のうち、結果発表イベントで紹介されない(51位以下の)曲も複数あったわけですが、上位50曲をあらためて体感してみて、なるほど俺内ランキングの確認じゃなくてみんなの楽曲大賞なんだから、これで正しいよなと思える、心から納得できるランキングになったと思っています。それは俺が楽曲大賞への参加歴が長くて、「自分の思い入れある曲が順位が低いという事実がとにかく単純に受け入れられない!」みたいなことが全く無いから、かもしれません。俺はそういう時「みんなからの投票が少ないなら『俺のためだけの宝物度』が高い」と思ってしまうから。そういう前提だと、しごく納得のランキングになったなと感じています。

その上で上位3曲については、心無い人が腐す格好の標的になってしまうかもしれない、と感じたんですね。曰く「結局つんく♂楽曲じゃないのかよ!」とか。曰く「結局何曲出してもデビュー曲越えられなかったのかよ!」とか。曰く「だからつんく♂不要」とか。

LYTMとccSに関しては、原曲を(メロディーとテーマを)作ったのが確かに別の人であるところのカヴァー曲なわけですけども、実際には完全につんく♂の曲になっているなぁと俺は思ってるんですね。むしろ俺は、極端なことを言えば「ハロプロ楽曲にこれだけの数があって、そのメロディーをほぼ全てつんく♂一人が作っているというMythologyにすがる必要はなんてない」とすら思っていて。街で流れるどのハロプロ楽曲も、それが初聴であっても「あ、これハロプロ楽曲だな」と分かるほどに確立されちゃってるぐらいのこの独自カテゴリーにおいて、メロディーラインを誰が作ったかなんて全体にはほとんど影響がなくて、だからこそそれ以外の部分とあわせて総合的にみんな判断できてるんだ、って思っているんです。後付けの理屈じゃなくて心から。実際にLYTMもccSも本当に名曲だし、ちゃんとつんく♂色に染まってるし。どこから聞いてもハロプロ楽曲だし。全然納得の、トホホ感なんてひとっつもない結果だなと思っています。

あななしが2位だったことについても、2013年に大人になったメンバーで録り直して、その曲の結果も合わせて評価しているわけだし、聴いてるみんなも2004年のあななしと2013年のあななし、どちらも何らかの肯定をした上で投票してるわけだし、これってばちゃんと「現在まで続く過去のすべて」を引き受けた上での得票だな、ってこれまた素直に納得しています。

第一、あの夜上位50曲を順々に体感し直した俺たちにとって「上位3曲がこれだったからつんく♂楽曲には意味がなかった」なんて、誰一人として思わなかった、思えなかったということは明白だと痛感してるんです。結果的に上位3曲はそうなったけれども、本当に全曲がサイコーだ、って素直にみんな感じられたと思うんですよね。だから誰かがこの結果を腐そうとも、ちっとも揺るがないなぁと思った次第です。

……って、この順位に対する感想は、本当に実験40号の個人的な意見ですからどうかその点だけご理解を。

主催者であるところのピロスエさん、初参入にもかかわらず最高の映像を仕上げてくださったminaminoさん、投票システム他データ関連を引き受けてくださった青迷彩さん、胸にしみる美声でナレートしてくださったモコモコさん、面白くてためになるコメントをたくさんくださったみなと辰巳さんと魅惑のクニオさん、メインビジュアルだけでなく山椒のようにピリリと効果的なフォローをしてくださったヒダカズマさん、物販で盛り上げてくださったせきねさんと肉彦さんと岡島紳士さん、ロフトプラスワンの皆さん、togetterまとめにツイートをご提供くださった皆さん、そんで楽曲大賞イベントの映像ファンデーションを残してくださったHonestさん、本当にありがとうございました。結果発表イベントに参加してくださった皆さん、インターネット越しに盛り上がってくださった皆さん、その二者を繋いでくださった実況班の皆さん、そしてそして投票してくださった皆さん、本当にありがとうございました。そんでもってBerryz工房の皆さん、ハロプロスタッフの皆さん、つんく♂P、本当にありがとうございました。みんなが笑顔になれる最高のイベントになったと思います。いちスタッフの俺なんかが言うのも変な話ですが、そのように感じたので素直に申しあげさせていただきました。ありがとうございます。皆さんのことが大好きです。

本当に楽しかった。ありがとうございました。
そしてBerryz工房10周年、おめでとうございます。心から。