傀儡音楽

かいらいおんがく

ハロプロ楽曲大賞1997-2006(2005)

http://www.k2.dion.ne.jp/~prse/hpma/1997-2006/

2005年といったらついこないだですよ。楽曲大賞対称曲も選んだばっかりだし、そんなに評価は変わらない……と思います。
この年は春までの間に後藤真希の『3rd ステーション』とダブルユーの『2nd W』という名盤がぽんぽんと発売されて「こんなに名盤が連発されて、今年の楽曲大賞はどうなっちゃうんだよ!」と要らん心配をしたのが記憶に新しいですね。後藤真希の「エキゾなDISCO」はホント衝撃で、なんというか「この手があったか」みたいに思ったんですよね。どの方向で押すべきなのか定まらないままここまで来ちゃった後藤が、だからこそ懐が深くなっちゃってこんなのできますって余裕見せちゃった、みたいな感じでしょうか。「ステーション」とかも好きですねぇ。ダブルユーだとやっぱり「デコボコセブンティーン」が最高に良いんですよね。あの瞬間のあの二人組の、狂おしくも表現しきれない魅力がぎっしり詰まってる感じがします。「抱きしめないで 〜日記付き〜」のベタだけどベタだから安心して教授できる多幸感も好き。彼は辻んこに「好き、好き、あ〜好き!」とか言われたのだろうか。「18 〜My Happy Birthday Comes!〜」「十七の夏」「17才よさようなら (ARRIVEDERCI)」「まだ もうちょっと 甘えていたい」どれも好きだなぁ。ラスト2曲は本当に良いです。アルバムに限らなければ後藤は「スッピンと涙。」「もしも終わりがあるのなら」が良いですね。ダブルユーなら「Missラブ探偵」が良かった。あの時、やせて可愛らしくなった加護の片鱗を確かに目撃したのになぁ……。
この年は美勇伝の年でもありますよね。「ひとりじめ」「クレナイの季節」とか好きですね。美勇伝の良さって石川の持つ幸薄そうな感じと決してそれをプラスにアピールできない己の表現力の限界とのギャップ、みたいなものだと思うんですけどどうでしょうか。
2005年もBerryz工房の快進撃は止まらないですねぇ。2005年度大賞曲「スッペシャルジェネレ〜ション」はもちろん最高なんですけど、俺としちゃ「なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?」が好きだったなぁ。あの曲はPV的にも、ある種の究極として仕上がってる気がするんだけどな。あと楽曲大賞応募期間ギリギリで発売された「ギャグ100回分愛してください」。これは相当キてますよね。あの曲の衝撃はあの当時のBerryzだからこそ、だったんだろうなぁ。カップリングの「にぎやかな冬 [Berryz工房矢口真里]」も大好きです。矢口が音楽に戻ってきた、ちゃんとクレジットに名前が載ってるってのもうれしかったけど、そういう思い入れを除いても好き。歌詞のはっちゃけ具合も表題曲に負けてません。アルバムだったらやっぱり「さぼり」かなぁ。俺この路線にはホント弱いもんで。忘れちゃいけない「Berryz工房行進曲」と「スッペシャルED」。後者ばかりが取り沙汰される傾向がありますが、前者がちゃんとした曲だからこそ成立しているんだ、と信じてます。俺、着メロにしてた時期ありますもん(さむ!)。
シャッフルユニットも結構良かったんですよね。ちょっと飛び道具的に狙いすぎたプリプリピンクを除くと、甲乙つけ難い出来だったと思います。「オンナ、哀しい、オトナ [セクシーオトナジャン]」「印象派 ルノアールのように [エレジーズ]」どちらも好きですね。前者は雅の、後者は高橋のイメージが強いですね……って超フツーの感想だな(笑)。
本体は「大阪 恋の歌」がベストでしたね。発表当初から嫌いじゃなかったですが、聴くごとにさらに良くなっていった。高橋卒業の時はこの曲で、とわりと真面目に考えてるんですが……やっぱりダメですよね。
ああ、2005年も名曲ぞろい。ただ、特記事項としては、上記には俺のハロプロ楽曲大賞1997-2006対象となる5曲が1曲も含まれてない、ってことですよ。