傀儡音楽

かいらいおんがく

ハロプロ楽曲大賞1997-2006(2001)

http://www.k2.dion.ne.jp/~prse/hpma/1997-2006/
2001年ぐらいになると、俺もかなりの曲数が網羅できるようになったので(といっても全然ですけど)、その分目移りしちゃいますよね。世の中の注目度的にも一番いい時期なんじゃないかなぁ? 「恋レボ」から相当待たされて(待たされてる間、媒体露出はめちゃくちゃたくさんあったのに)、満を持して「ザ☆ピ〜ス!」が発売されるんですよね。懐かしいなぁ。当時は今と違ってビデオクリップが全編放映されなかったんですね。ネットに簡単に流れてしまうこともあって、映像作品が売れなくなってしまうこと対策だったと思いますが……あれはしみったれてましたね。悪しき風習がなくなって良かった。ってそれはいいとして、当時シングルVとして少し待てば発売されるということもなく、それでもどうしてもクリップが通しで観たかった俺は、ビデオクリップ紹介番組で録画した前半と、TBSのワイドショーで取り上げられた時の映像と、「モー。たいへんでした」のエンディングで写る映像を切り貼りして一本作ったりしてたんですよ。我ながら気持ち悪い。でもあの頃が一番楽しかったですね。……楽曲と関係なくなっちゃった。
そんで「Mr.Moonlight 〜愛のビッグバンド〜」当時よっすぃ〜を最も推していた俺としては、日に日に彼女に注目が集中していく感じを目の当たりにしてわくわくしていたものです(単純に順番だっただけなんだけど)。ミュージカルの手法を存分に取り入れたこの曲は、当時の歌と演技とダンス、曲と映像、人気と新しいものと伝統、そういうものがベストの形で合わさった結晶のように感じていました。大げさなようですが、わりと真面目にそんなことを考えていました。これを超える総合エンターテイメントが他にあるのか、と!
「恋しちゃいました!」も好きだったなぁ。横後ろ方向に足を上げるポーズが好きでねぇ。でもやっぱり第二期タンポポって加護と石川ですよね。輝いてたもん。
2001年っつーとファンクラブ限定のソロCDがあるんですよね。俺、中古で手に入れるまではCD持ってなくて。そんなある日渋谷の露店でブートの中国製CDを発見したんですよ。全曲1枚に収まってるやつ。あれは重宝したなぁ。あのCDは好きな曲多いですよ。加護の「恋愛ってなあに?」と辻の「NON STOP」がまず良い感じ。先述の「モー。たいへんでした」というバラエティ番組で、足ツボマッサージの痛みに耐えるつじんこが、他の出演者に「何か楽しい歌を歌って(気を紛らわせて)」と言われた時、躊躇いなく「NON STOP」を歌ったことからも、ソロ曲に愛着というのがあったんだなぁと思ったものです。その後ソロとしての脚光はあまり浴びず……ダブルユーとしての活躍も常に加護とセット……せっかくのセンターだったはずのギャルルも降板……本人が原因な点も多いかもしれないけど、不遇だったことは間違いありません。でも、当時のモーニング娘。ファンの多くは、自分の推しメンの動向とは別につじんこの一挙手一投足を面白がっていたような気がします。……ってまた楽曲から離れちゃった。
ほかにファンクラブ限定のソロCDには石川の「理解して!>女の子」があります。これも普通に名曲。普通に名曲で、それでいて第二期タンポポの世界観なんですよね。だから良いって面もある。ちなみに「女の子を理解して欲しい」という意味ならホントは不等号が逆なんですよね、俺のこだわりとしては。あと吉澤の「よして、よして…」ね。これも物凄く好き。このどこにも振り切れない微妙なテイストって、実はハロプロ楽曲1,200曲の中でも他で表現できてない部分だと思ってます。ちなみにこのソロ曲とセットで各メンバーのメッセージ(語り)が収録されてるんですが、吉澤が父親が自分の誕生時名前を考えていて、目の大きい自分を見て「ひとみ」というネーミングを思いついたというエピソードで、お父さんの真似で「ひとみしかいない!」と叫ぶのは「ひとみしか無い!」の間違いなんじゃないか、お父さん生まれたばかりの娘にコクっちゃってどうするの、と思ったものです。……ってまた楽曲から離れちゃった。
ちなみにファンクラブ限定ソロCDで俺が最も好きな曲は中澤の「ゆ・う・わ・く」です。この曲はめちゃくちゃ良くて、ホント狂ったほど聴きましたね。最後の消え入りそうな「誘惑……」ってセリフまで含めて最高です。中澤のファンクラブ限定イベントとか行ったことないんですけど、この曲が歌われたりすることもあるのかしら? あるなら聴いてみたいな。
……そんな感じの2001年でしたよ。特記事項としては、上記には俺のハロプロ楽曲大賞1997-2006対象となる5曲が1曲も含まれてない、ってことですよ。