傀儡音楽

かいらいおんがく

加護亜依さんアップフロント解雇に思う

http://www.up-front-works.jp/schedule.html#070326-1

弊社所属 加護亜依について報じた3月26日(月)発売週刊誌の記事について、加護本人から報告を受け、残念ながら事実であることを確認しました。(中略)今回に関しては二度目ということもあり、復帰については断念することにしました。また、未成年であるため御家族と相談の上了承を頂き、契約についても解除することとなりました。

加護さん本人が、今回の処分に関してとても悔いて嘆いて、お願いですから芸能界に戻してくださいと懇願しているだろうかと想像した時に、もしかしたらそうでもないんじゃないか、という気がするんですね。それは引退を希望しているという噂を何度も聞いたことがあるのも一つだし、大人たちの思い通りになるよりも思い通りにしたいと思うタイプだと思うから、だと思います。頭の良い彼女のことです、「二十歳を越えて以降、自分が王道のアイドル歌手として君臨できるのか否か」とか「時代の流れとグループ内での役割とタイミングによる脚光との差異とは」みたいな部分での計算もあったかもしれません。全くの想像ですが。
彼女は悔いてないでしょう。また、忘れ去られる前に彼女の元気な姿を(とても美しくなった姿を)見られるような気がします。
ただ、どうしてもセンチになってしまうのは……辻さんの存在とか、モーニング娘。四期の絆を思った時のことですよね。それだって幻想なのかもしれませんが(きっとそうなのですが)、「ALL FOR ONE&ONE FOR ALL!」で吉澤さん石川さん辻さんの3人が歩き出した時に、その不在感に、俺は間違いなく悲しい気持ちになる……そう考えることが一番、胸にきます。
でもむしろ今は、ソロになった辻さんがこれからむっちゃくちゃ活躍してくれるんじゃないか、「辻加護爆弾」「いたずらっ子な二人組」という呪縛から逃れて脚光があたるんじゃないか、ということを楽しみにしたい気分です。……あるいは、加護さんソロの曲がこれからバンバン聴けるかもしれないという喜びを。