会社を休んで行って来ました。泣いた泣いた。ただひたすら泣いてたのでほとんど何も覚えてません。覚えていることだけ箇条書きで……。
- 「ピョコピョコ ウルトラ」、タイトルを聞いた時はどうなることかと思ったけど、聞くにつれ、「数学女子学園」で慣れるにつれて気に入って今では大好きな曲です。1曲目からあがる!
- 光井さんが踊っているとどうしても釘付けになってしまう……。歩いて、小走りして、軽く踊れるぐらいまでよくなっていることはわかるけれども、やっぱり足をかばっているから……。でも、左足のかかとをかばっているというよりも、右膝をかばっているような踊り方だった気がしました。疲労骨折というよりは骨粗しょう症とか、足全体をかばわなきゃいけない状態なんでしょうか。素直にゆっくり休んでほしいと思いました。1曲目の時点で軽く涙ぐんでしまう俺。
- 「Give me 愛(ラブ)」は本当に名曲だなぁ……。曲調の派手さにつられてなのか「愛には愛しか答えが返せない」って歌詞でまた涙ぐんでしまう。
- つんくが登場。サプライズだったらしくステージ上のメンバーに広がる戸惑い。メンバーは「新メンバー加入」を恐れてたんだろうね。観客側としてはすぐ新メンバー加入とピンと来ました。だってそれでなくても卒業メンバーがふたり、セレモニーが2回っていう特殊な状況において、もう一人次の卒業を発表するなんてことするわけないですもん。既にいろんな気持ちがないまぜなのに、もう一人「この子もいなくなっちゃうのか」なんて思いながらコンサート観るなんてありえないはずだから。ちなみにリーダーは今までしれっと知らない場所で発表されることが多かったと思うので、今回の客前での任命というのは珍しいパターンだったと思います。ちなみにサブリーダーについての言及はなかったですが、サブリーダーが要るとしたられいな……ですよね。気づけばナンバー3にまで押しあがっていたフクちゃん、ってのはいくらなんでも早すぎると思うから。
- っていうかつんく登場時のSEが、「つんく歌唱による仮歌と思われる恋愛ハンター」だったのが最高でした。っていうかつんくの仮歌集マジ欲しい。
- 「女子かしまし物語」は現在バージョンいくつかわかりませんけれども、ついずっと字幕スーパーの歌詞を読んでしまいました(メンバーの動きに目が行かず)。これってつんくの思うところのメンバー、ということでいいんでしょうか? なんかスタッフによる、売りたい方向のメンバー像の押し付け的な印象を受けたのですが……。鈴木さんは3の線で行くのはかまわないけど見た目に関してのプロ意識は忘れないで欲しい。
- 「乙女のタイミング」マジ最高でした。昨年のハロプロ楽曲大賞に投票したい曲第6位だったんですよ。光井さんが踊っている……。まさしく青春。
- 「シルバーの腕時計」、俺が偉そうに言うことでもないけど、鞘師さんの歌唱力が一気に上がっている気がしました。れいなに負けない迫力。ラップを担当するのが今日お姫様の二人っていうのがすごい。ある意味この曲が今日1番贅沢で味が濃かったかもしれないですね。
- MCで10期がフィーチャー。佐藤さんは、人前に出していい紙一重ギリギリのものを感じます。新垣さんの言う「人の話をちゃんと聞きなさい」も、日々何度も何度も言い続けてる延長線上という印象。
- そんで「好きな先輩」。5期の曲を5期最後のメンバーが卒業する日に10期が歌う……まさにモーニング娘。って感じですよね。「この曲は誰の曲だなぁ」ってファンが大事にしていって、そんで卒業した後後輩が歌い継ぐ。美しいですよね。
- 新垣さんのメドレー。「秋麗」のドスの利いたイントロにびっくりする。後ろで踊る鞘師さんと石田さんがまさにダンスバトルさながらの熱気ですごかった!
- 「シャニムニ パラダイス」は俺が「なんでシングルにしなかったの」と嘆くぐらい大好きな名曲。オリジナルの高橋さんと藤本さんの代わりに道重さんと光井さんが歌うわけですがぜんぜん遜色ないし、俗に言う「プラチナ期」的な磐石感がありましたね。でも膝パカパカのダンスの動きでまた光井さんに釘付けになってしまう……無理しないで……。
- MCでは道重さんから田中さんへ「先輩もいなくなって周りがあまり言ってくれなくなった今もなお、(マイク乗せて後輩の前で)音はずしてるって突っ込みを入れてくれてありがとう」とのこと。田中さんから道重さんへは「不機嫌に見えるかもしれないけど本当はいつも笑顔だからいつでも話しかけてきて欲しい」とのこと。こうやって文字にするとなかなか感慨深いですね。二人とも大人になって、人付き合いというものに落ち着いて向かい合えるようになったということかもしれません(適当)。そんでその後の「GOOD BYE 夏男」が最強でした。「なんで松浦2曲」と思わなくもなかったけどかっこよかったからいい。
- 光井さんの卒業セレモニー。とにかく泣いてたので細かいことは覚えてないんですが、やっぱりれいなからの「これから誰と一緒にいればいいんだろう、とも思った」のあたりがリアルだな、と重たく感じました。孤高の歌姫には歌姫なりの苦悩があるのかもしれません。
- 「私の魅力に気付かない鈍感な人」。すばらしかった。俺にとっても第8回ハロプロ楽曲大賞2009で投票している曲。本当にこんなすばらしい曲が彼女のソロ曲として存在してくれてて良かった。狼の評価を観るといつも、本当に彼女の魅力に気づかない鈍感な人が多かったと感じていました。本当にこの曲があってくれてよかった。この日の為にあったんだって言われても頷いちゃうくらいでした。泣きながら聞いてました。
- 卒業セレモニーが終わって、めそめそムードを吹き飛ばすメドレーがあって、シングル曲があって(このへんで光井さんが再登場して)、「歩いてる」で本編終了。「歩いてる」のMVでは仲のいいれいなと光井さんが並んで歩いてたんだよね(今回は3人ずつでした)。
- 割れんばかりのガキさんコールを受けてのアンコール。新垣さんの手紙もまた、周囲に気を配れる彼女らしい、全方位に感謝を伝えるいい手紙でした。まあもう号泣ですよ。活動中にお亡くなりになられたと思われるお婆様へのメッセージにも胸をつかれました。
- れいなからの新垣さんのメッセージは、2ちゃんねるなんかの書き込みでなんとなく知らされていたとは言え、ああもハッキリ言われてしまうと驚きは隠せないですよね。高橋さんリーダー時代が和気藹々だと聞いてたからこそ、サブリーダーとエースの間でそんなにらみ合いが顕著だったなんて、と思わずにはいられません。しかも、そこに久住さんが居た時代とか、本当にどうしてたのかな、グループとして成立させらんない瞬間もあったんじゃないか、って心配になっちゃうくらい。でも今は「和解」して、お互い大人の女性として相手を認められるようになったというのは、素直に喜んでいいことだと思いました。
- 「Never Forget」を歌うのは想定内でしたが「Happy Night」はちょっと意外でした。そんで「涙ッチ」。もう泣いて泣いて……俺の席、隣が一人で来てる二十歳そこそこくらいの女の子だったんですが、主にその子に向けて恥ずかしかったですがヒックヒックの状態で合唱に参加してました。明日をこっちのペースに巻き込むんですよね。それしかない。
- 最後の最後で光井さん新垣さんが出てきてもう一度挨拶。舞台袖からは101匹ワンちゃんみたいな重なり方で9期10期が見守ってました。新垣さんの笑顔の「楽しかった人!?」でまた涙。客電がついて会場からは「ガキさんサイコー」→万歳三唱→「愛佳サイコー」→万歳三唱→「娘サイコー」コールがあがって締め。大満足でした。
- 光井さんの卒業の急遽発表があって、「卒業セレモニーが一緒くたになっちゃうのは新垣さんにも光井さんにも失礼っていうかかわいそう」ってムードが広がって、つんく♂Pの珍しい連続リプライがあって、そんで初の2回セレモニーって形だったんですが、ちゃんと成立してたと思うし満足度も高かったです。とにかく泣いて泣いて、泣き尽くした後はなんか一仕事終えたみたいな、ホッとしたというか、ちょっと身体から毒が抜けたような気持ちになりました。ありがとうアップフロント。
- 2ちゃんねる的バッシングの意味ではかなり辛い思いをしてきたはずの二人、それでも周囲に気を配れる頭の回転を持つ二人が同時に卒業してしまうのは何かの縁かもしれないけども、また新しいモーニング娘。に変わるためのターニングポイントとしては最高のお膳立てなのかもしれません。明日からのモーニングががらっと変わっちゃってもおかしくないと思っています。
- 新垣里沙さん、光井愛佳さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。
- そんで……こんなことをぼんやり考えていました。秋元康はAKB48絶頂のこの時期に「AKB48とは高橋みなみのことである」とか言っちゃって、それ聞いたときにあの人やっぱりすげえんだなって不本意にも思わされちゃったわけです。つんく♂Pは同じようなことを言わない気がするから。アンサンブルみたいなものを大切に、いろんな花のいろんないいところをちゃんと見つけてすばらしい花束を作る才能のある人だから。でも、俺は無粋だから「モーニング娘。とは○○のことである」ってのを考えちゃうわけですよ。そのときに、33人の歴代モーニング娘。のメンバーを一人一人思い出して行った時に、私情をできるだけ除いて考えても「モーニング娘。とは安倍なつみのことである」「モーニング娘。とは後藤真希のことである」「モーニング娘。とは辻加護のことである」「モーニング娘。とは高橋愛のことである」って言える、と思ったんです。世の中の評価的にそうだったと言えると思う。でも新垣さんが卒業した今、「モーニング娘。とは新垣里沙のことである」ってのも間違いなく並べられると確信しています。前述の5人はモーニング娘。の代表、中心人物、エースとして世間一般の評価の集まる光を全身に受ける存在でした。でもモーニングってそれだけじゃない。センターを光り輝かせる最高のアンサンブルが間違いなく存在してて、だからこそのモーニング娘。である、と思うんです。バイプレイヤーとしてグループを支え、寄せ集めじゃなく「全員だからモーニング娘。」と言わしめられるグループにしてきたのは彼女。彼女こそはモーニング娘。を最高のグループ:モーニング娘。として成立させ続けてきた最大功労者。彼女こそがモーニング娘。なんです。……なーんてことを、ぼんやり考えていました。
- ピンチャポー。ジュマペール。
<セットリスト>
- ピョコピョコ ウルトラ
- グルグルJUMP
- 悲しき恋のメロディー
- Give me 愛(ラブ)
- 女子かしまし物語
- 乙女のタイミング(光井・生田・鈴木)
- シルバーの腕時計(田中・鞘師・新垣・光井)
- 好きだな君が(道重・譜久村)
- 好きな先輩(飯窪・石田・佐藤・工藤)
- 涙が止まらない放課後(譜久村・生田・鞘師・鈴木)
- 元気ピカッピカッ!(譜久村・生田・鞘師・鈴木・飯窪・石田・佐藤・工藤)
- メドレー……秋麗(新垣鞘師石田)・〜笑顔に涙〜THANK YOU! DEAR MY FRIENDS〜(新垣・譜久村・生田・鈴木・佐藤)
- シャニムニ パラダイス(新垣・道重・田中・光井)
- GOOD BYE 夏男(道重・田中)
- 私の魅力に気付かない鈍感な人(光井・譜久村・生田・鞘師・鈴木)
- メドレー……HOW DO YOU LIKE JAPAN?〜日本はどんな感じでっか?〜・TOP!・いきまっしょい!・やめてよ!シンドバッド
- 彼と一緒にお店がしたい
- 恋愛ハンター
- OK YEAH!
- 歩いてる
−アンコール−
- Never Forget
- Happy Night
- 涙ッチ