http://www.esrp2.jp/hpma/2019/
ファンから広く長く愛されるイベント、ハロプロ楽曲大賞も今年で第18回目。新宿ロフトプラスワンで行なわれた結果発表に、今年もスタッフ兼コメンテーターとして登壇させてもらいました。スタッフは今年で14年目、登壇は13年目です。
結果についてはご覧の通りになりました。
まず、2019年は惜しまれながら卒業するメンバーが多い年になりました。都合、あて書きでの記念曲も多く、それがまた名曲揃いだった為参加者の心を揺さぶったのは明白でした。
次に、フルアルバムは3枚も発売されるという珠玉の1年になりました。上位50曲のうち20曲、4割もの曲が非シングル曲というのは過去にも例がなかったように思います(確認してませんが(すみません))。MVはおろか、ライブ映像すらない曲も多く映像は苦肉の策をとることも多かったです。いろんな理由が重なったのか、モーニングとつばきのシングルが実質1枚ずつということも影響があったと思います。
ただ、明らかに「アップフロントが制作もプロモーションを頑張った」ということは間違いなかったと思います。キャッチーなサビをもった楽曲を軸にすえてYouTubeその他のメディアを使って知恵を出し尽くそうとしていた印象があります。そのすべてが一般ユーザーに届ききったかどうかは別として、その新しい試みによって全体の勢いがついたのは間違いないですし、来年以降に繋がる力になったように思います。……俺が言うと何様という話ですが。
今年は明らかにBEYOOOOONDSのプロモーションに力が入っていた。それは間違いありません。結果も出たと思います。でもJJのひとそれが上回った。キャッチーなサビは全員がスキルメンと言っていい実力に裏打ちされて、街のあちこちで耳にされる結果になりました。今までになかった異例のパターン「新バージョンでシングルを出し直す」「アニメでMVを新しく作る」といったプッシュもありました。
ランキングだけ見てしまうと、こぶしファクトリーのファンからは「ビヨやJJの勢いにかき消されてしまった」と思う方もいるかもしれません。でも俺は違うと思っています。一人5曲10ポイントしか入れられないレギュレーションにおいては、珠玉のアルバムを1枚出してしまうとどうして分散してしまう。それは「曲数を少なくして票を集中させれば順位は上がる」ということなのですが、振り返った時それが本当に正しい、嬉しいことなのかといえば違うと思います。分散してしまおうと良い曲がいっぱいもらえた方がいいに決まってます。例えばレギュレーションが「いい曲に1点、つまんない曲に0点で何点でも使っていい」というものだった場合のことを考えたらわかること……のような気がします。
今年はハロプロ本体以外にも、鈴木愛理やアプガ(2)やPINK CRES.が入賞するという嬉しい結果もありました。この幅の広さはアップフロントの強さだと思うので大歓迎です。個人的には来年こそはアプガ(仮)に上位に食い込んでほしいです。
推しメン部門について語りだせばいろいろあるのですが……牧野真莉愛という逸材がベストテンから外れたのにはびっくりしました。この部門通常、卒業まで順位を上がっていくものなので、今年の真莉愛に順位を下げる理由などあるわけもなく偶然の重なった異例の事態だった気がします。逆に、卒業した後のメンバーは順位を下げ続けるのが通例なのですが、道重さゆみだけは今年、再浮上するというこれまた珍しい事象がありました。アウトプットが継続していることもあって現役感が損なわれていないという証拠かもしれません。
イベントとしては今年も昨年同様、オンタイムで進めよう、定刻に終われるよう頑張ろうとしたのですが……結果的に30分押しての終了となってしまいました。時間は守るに越したことないので来年はもっと頑張ります! 頑張りますけどやっぱりどうしてもしゃべりたいこといっぱいあるんだよなぁ……。毎年、話したいことが言えて、しかも短い時間でしっかり伝わるように、事前準備でコメントを検討し言葉選びに時間を割いているつもりなのですが……来年以降さらにその点頑張っていきたいと思います!
最後のコメント時にも言ったのですが……。
楽曲大賞なんて所詮人気投票でしょ、って声をたまに見かけます。そういう側面はたしかにあると思います。
それとは別に……「個人的な楽曲大賞は○○だった」みたいな言い方で、今日発表した結果を正解みたいに扱って、自分の選んだ曲を低くみてるようなニュアンスの発言をみかけるんですが、俺はそれ、違うと思うんです。みなさんの選んだ結果が楽曲大賞であってそれが全てなんだと思う。
例え話として合ってるかわかんないけど……例えば40代の平均収入はいくらですって聞いたところで、自分の年収が変わるわけじゃないじゃないですか。世の中は世の中、自分は自分。1年の実績に対して自分と向き合って選んだからこそ自分の楽曲大賞があるわけで、参加してなければ世の人気投票結果と変わりないんじゃないかなぁと思うんです。
今日の結果は集計結果。あくまでも、あなたの選んだ楽曲大賞が楽曲大賞です!
このイベントを発明し、主催し続けてくださっているピロスエさん、今年もありがとうございました。今年は特にお忙しい状況のようでしたがどうかお身体にご無理されませんよう……。投票システムほか技術部門を担ってくださった小判さん、ありがとうございました。映像を時間いっぱいぎりぎりまでこなしてくださったKASSY?さんありがとうございました。イベントが成立しているのはお二人のおかげです。映像オペレーションと映像作成フォローをしてくださったisbshさんありがとうございました。みなとさん五戸さんありがとうございました。今年はクニオさん卒業を受けてどうなることかと思いましたがなんとかうまく着地させられたようで良かったです。来年もよろしくお願い致します(そしてクニオさんありがとうございました!)。画像関連を担当してくださったarymさん、メインビジュアルとロゴデザインを担当してくださったキチ(鹿)さん、ありがとうございました。毎年会場をご提供くださっているロフトプラスワンの梅造さんと皆さん、ありがとうございました。ご来場してくださった皆さん、実況班の皆さんありがとうございました。投票してくださった皆さん、イベントにはご来場になれなかったけども結果を楽しみにしてくださった皆さん、ありがとうございました。そして星部ショウさん! 雨子! 山崎あおい! つんく♂! 本当にありがとう! サンキュー卓偉! 皆さんの作った楽曲のおかげで今年もたくさんの人たちが幸せになりました。心から感謝しています。ハロメンの皆さん本当にありがとうございました。こういった感謝の言葉は主催者のピロスエさんが言ってこそ意味があるようにも思いますが、ここは俺のブログということで素直な気持ちとして書かせていただきました。ありがとうございました。
そんでもって……ステージ上でコメントしたことと、コメントできないけどメモとして準備していったけど言えなかったことを備忘録として残しておきます(ジ=実験40号)。言ってないことも書くのかよ、って話ですけど、ここは俺のブログということで許してやってください。後から当日の雰囲気をイメージするには都合のいいテキストだと思ってます。ありがとうございました。
- 50位。鈴木愛理「Escape」。124.5ポイント。
- 49位。BEYOOOOONDS [平井美葉、小林萌花、里吉うたの]「We Need a Name!」。126ポイント。
- ジ「ビヨが一岡ファクトリーって呼ばれてた頃から名前が見えないユニットでしたね」
- ジ「ペソさんからのコメントで「ベタな歌詞だけど曲調がミュージカルだから全然違和感なく聞ける」」
- 48位。BEYOOOOONDS「恋のおスウィング」。137ポイント。
- ジ「エリモルさんのコメントで「遅刻しなきゃよかったの「ち」が島倉さんの魅力の全てを示している」」
- ジ「俺の年代だとスウィングスウィングって歌われると二木ゴルフ思い出しちゃいますね」
- 47位。Juice=Juice「Good bye & Good luck!」。139ポイント。
- ジ「やなみんのJJ側の卒業曲。でも宛書きでもないんですよね」
- ピ「MVの冒頭で曲名表示と同時にみんなが真ん中にギュッと集まるところ、感動する」
- 46位。こぶしファクトリー「亀になれ!」。158ポイント。
- 45位。モーニング娘。'19「憧れのStress-free (モーニング娘。'19 Ver.)」。167.5ポイント。
- み「元はオールスターズの曲ですけど娘がツアーで歌ってあらためて評価されましたね」
- ジ「当時は20周年記念でなんでストレスの歌なんだよと思いましたが」
- 44位。アンジュルム「夢見た 15年」。168ポイント。
- ジ「福田花音先生のアンジュへの初提供曲というだけで泣ける」
- ジ「ほぼ同じ歌詞であやちょソロの「私の夢見た 15年」もあって、「思い切り背中押してよ」のところが「ウソ泣きで見送ってよ」になってたりして全然違う曲になってて面白い」
- 43位。宮本佳林 (Juice=Juice)「どうして僕らにはやる気がないのか」。201.5ポイント。
- 42位。アップアップガールズ(2)「Be lonely together」。206ポイント。
- 41位。BEYOOOOONDS「恋愛奉行」。210.5ポイント。
- 40位。アンジュルム「もう一歩」。221ポイント。
- 39位。道重さゆみ「OK! 生きまくっちゃえ」。230ポイント。
- ジ「ヤマモトヤマさんのコメントで「道重さゆみさんに生きることを肯定されるのは本当に幸せ」」
- ジ「この曲と「開き直っちゃえ」「やっちゃえGOGO」「がんばっちゃえ」で「ちゃえ四天王」」
- 37位。PINK CRES.「トウキョウ・コンフュージョン」。248ポイント。
- 36位。BEYOOOOONDS「Go Waist」。273.5ポイント。
- ピ「最初出た時は誤字かと思った。UFだけに」
- ジ「もこもこさんのコメントで「さやーズブートキャンプで会場がひとつになる」」
- 35位。こぶしファクトリー「明日の私は今日より綺麗」。280.5ポイント。
- 34位。こぶしファクトリー「好きかもしれない」。285.5ポイント。
- ジ「れいれいのあの落ちサビの切ない歌声は感動的」
- ジ「好きかもしれない……って好きじゃん!100好きじゃん!」
- 33位。こぶしファクトリー「開き直っちゃえ!」。301ポイント。
- 五「こぶしは全員実力があって、誰でもメインが張れる。もしかしたら後期の℃-uteと同じくらい。アルバムでそれが証明されてよかった」
- ジ「デリさんのコメントで「メンバーと一緒にワキワキダンスすれば、どんな嫌なことも綺麗さっぱり消えていく」」
- 32位。カントリー・ガールズ「夏色のパレット」。308.5ポイント。
- 31位。CHICA#TETSU「高輪ゲートウェイ駅ができる頃には」。313.5ポイント。
- 30位。雨ノ森 川海「GIRL ZONE」。331.5ポイント。
- 29位。アンジュルム「帰りたくないな。」。335ポイント。
- ジ「あやちょをスマイレージまで戻しちゃうみたいな初々しさ」
- ジ「まいさんのコメントで「あやちょがインタビューで「ああ、この曲を歌わなければいけないのか」と語っていたのが印象的です」」
- 28位。こぶしファクトリー「Oh No 懊悩」。345ポイント。
- ジ「こぶしらしい唸りが堪能できますね」
- み「来年から懊悩ジャンプできないかと思うと……」
- 26位。BEYOOOOONDS「アツイ!」。396.5ポイント。
- 25位。モーニング娘。'15「私のなんにもわかっちゃない (モーニング娘。'15 Ver.)」。403.5ポイント。
- み「初披露は15年、アルバム収録が17年、で今年'15のバージョンがベストで音源化しました」
- ジ「1位に投票してる人のうち半分は鞘師かズッキ推しの人の模様」
- 24位。こぶしファクトリー「Come with me」。413.5ポイント。
- ジ「……このドラム上手い子はこぶしの新メンバーですか?(アプカミのレコーディング映像です)」
- ジ「(名曲ばっかりで)こぶしのアルバムは実質無料!」
- 23位。Juice=Juice「ポツリと」。430.5ポイント。
- ジ「卓偉だけどロックじゃない。タイトルが「ポツリと」なのに壮大に盛り上がる」
- ピ「ホールコンの印象が強いですね」
- 22位。アンジュルム「いとし いとしと Say My Heart」。440ポイント。
- ジ「星部ショウはJamiroquaiがやりたかったとのこと」
- ジ「曲の格好良さを褒めるコメントが多かったですね」
- ジ「「キラキラ街じゅう」のところがいいですね。来年アンジュルムカフェやるなら「キラキラシチュー」とか出してほしい」
- 21位。アンジュルム「恋はアッチャアッチャ」。453ポイント。
- ジ「踊ってみた動画とか、もう少し流行ってほしかったです」
- ピ「狙いはわかるんだけど想定したところまで行かなかった」
- 20位。Juice=Juice「25歳永遠説」。549.5ポイント。
- ジ「子供じゃなくて大人ってことを歌ってるんだけど「大人=エロス」じゃないし「大人=あきらめ」じゃないのがいい」
- ジ「DDJさんのコメントで「ゆかにゃを憧れの先輩として挙げている小野田華凜ちゃんが、2033年にバースデーイベントでこの曲を歌ってくれるのそうなので、それまで死なないように健康には気をつけます」」
- 19位。カントリー・ガールズ「弱気女子退部届」。560ポイント。
- ジ「やなみんの卒業を憂うコメントが多数ありました」
- ジ「退部の後に廃部とはね……」
- 17位。つばきファクトリー「三回目のデート神話」。619ポイント。
- ジ「今夜だけの続編のような位置なんですね」
- み「こちらの方が曲調としては疾走感があります」
- ジ「これまた卓偉がうるさくて良い(笑)」
- 16位。こぶしファクトリー「ハルウララ」。652ポイント。
- ジ「こぶしの歌唱力が堪能できる。ハモり、繊細な表現、美しい旋律と声の調和」
- ジ「ぽんたさんのコメントで「こぶしのこぶしがきいてない歌い方いいよね」」
- 15位。カントリー・ガールズ「One Summer Night ~真夏の決心~」。652.5ポイント。
- ジ「4人体制初の楽曲ですが、休止発表前後で聴き方が変わった」
- ジ「isbshさんのコメントで「「サクソフォン~♪」と歌った後に実際サックスがファ~って鳴る。こういうので自分は笑う」」
- 14位。つばきファクトリー「ふわり、恋時計」。765.5ポイント。
- ジ「古風な歌詞が上品で繊細で最高。つばきにあってる」
- 五「このMVの、小片さんの上品で清楚な、80年代アイドルのようなきれいさを見て欲しい」
- ジ「このジェンダーフリーの世の中でCMのキャッチコピーを「女性に好きになって欲しい」にしたのはあえて攻めてきたな、と」
- 13位。アンジュルム「全然起き上がれないSUNDAY」。800ポイント。
- ジ「音数少なく禁欲的なまさに最近のつんく楽曲。モーニングじゃなくてアンジュでやってきたか、と思いましたね」
- ジ「ドブ乃さんのコメントで「何が起きたんだサタデー」」
- 12位。アンジュルム「人生、すなわちパンタ・レイ」。848.5ポイント。
- 10位。Juice=Juice「微炭酸」。948ポイント。
- み「微炭酸しゅわしゅわ、みたいなフレーズは場合によっては面白くなっちゃうんだけど歌唱力のおかげでふざけた感じになってない」
- ジ「オルメカヘッズさんのコメントで「稲場宮本を前面に押し出してダンスでバキバキ攻めたり、ラストの歌割を段原の切ない歌声で締めたり、今のjuice=juiceの武器をフルに使ってきた印象」」
- 9位。モーニング娘。'19「恋してみたくて」。1077.5ポイント。
- ジ「ペアでのいちゃいちゃした小芝居が最高」
- ジ「ただただ可愛いだけの曲、がモーニングファンの間でこれほど求められていたのか、と知りましたね」
- 8位。モーニング娘。'19「I surrender 愛されど愛」。1114ポイント。
- ピ「あかねちゃんの「ありえない」とパンチが印象的」
- ジ「ロッキンの時にメンバーの希望で追加したというエピソードが良いですよね」
- 7位。モーニング娘。'19「人生Blues」。1465.5ポイント。
- 5位。アンジュルム「赤いイヤホン」。1604ポイント。
- ピ「今年のスマアン楽曲大賞でも上位だったこともあり納得感はある」
- み「歌詞の隠喩表現がすばらしい」
- ジ「赤で、「イーヤホン」ですしね」
- 4位。モーニング娘。'19「青春Night」。1845.5ポイント。
- ジ「考え抜きましたがなぜNightなのか最後までわからなかった。ディスコファンクの雰囲気的なもの?」
- み「私の人生、エンジョイ! って歌われるので「人生Blues」とごっちゃになることも」
- ジ「2019年にアイドル楽曲のタイトルに「人生Blues」「青春Night」ってやれるのはつんくだけ」
- 3位。BEYOOOOONDS「眼鏡の男の子」。1912ポイント。
- ジ「DNAが稀代の名曲だとするとこの曲は「事件」」
- ジ「身体表現だの小劇団だのゆってた時に、野沢トオルの起用は決まってたんだろうな、と」
- 五「演劇女子部で「眼鏡の男の子」やってほしい」
- 2位。BEYOOOOONDS「ニッポンノD・N・A!」。2300.5ポイント。
- ジ「何回も何回も聴いて、美葉ちゃんに「このままでいいの?」って言われて、でも俺らなーんもしてない(笑)」
- ジ「こんだけDNAって繰り返されちゃうと楽天イーグルス陣営も苦笑いでしょうね」
- ジ「俺、毎年2位発表のところで「どっち? どっち?」って言うのが一番楽しいかも」