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スマイレージ/アンジュルム楽曲大賞2009-2019に投票します! スマイレージ/アンジュルムは本当に名曲いっぱいで、どの曲に投票したっていい。なので「俺が投票しないで一体誰が投票するというのか」という視点を中心に選択しました。
今回はいつもの楽曲大賞の2倍、10曲20ポイントを割り振ることができるルールなのですが、自分はそれをハッキリ「甘えである」と感じました。毎年毎年、毎回毎回5曲10ポイントという制約の中で自分というリソースと向き合って、身を切るような思いで選び抜いて投票するのが俺にとっての楽曲大賞なので、「10年分だし改名前と後があるからいつもの2倍」なんていうのは甘えだと考えています。なのでいつも通り5曲を選び抜き、追加の5曲には1ポイントずつ平等に割り振って、残った5ポイントを上位5曲に平等に割り振る、という方式をとりました。ええ、わかってます。オジサンの独りよがりなくだらぬこだわりです! 皆さんには全然おすすめしません! では楽曲部門から。
10位(1.0点) 同じ時給で働く友達の美人ママ/スマイレージ
同じ時給で働いているのは友達なのか友達の母親なのか悩ましい国語のテストのようなタイトルも愛らしい1曲。辻希美の出演するMVも素晴らしかったわけですが、特筆すべきはやっぱりその疾走感。調子ン乗っていけいけになってる時のグループの猛烈なパワーを感じる1曲。「店長」のトコロのフリの可愛らしさもセットでたまらない。大好きです。
9位(1.0点) 新・日本のすすめ!/スマイレージ
このアルバムは1曲目のこの曲が流れた瞬間に名盤決定でしたよね。1曲でアルバム1枚分ぐらいあるような濃密感。今の若い人は「ニン」が何を表すのかわからないと思いますがそう考えると俺もこの曲がなぜ「ニン」なのかわかりません。恋愛の歌なのか、生き方の歌なのか、自分の歌なのか、日本の歌なのか、それすらわからない。大好きです。
8位(1.0点) Uraha=Lover/アンジュルム
大人の恋愛の歌なんですが、若いメンバーもちゃんと表現していて、そのギャップがアイドル歌謡曲の醍醐味なんじゃないかと独りごちています。別れてなお思いを残してもらっているこの幸せな男をぶん殴ってやりたいですね。山崎あおいさんの「ほっとしてるくせに」という印象深いサビの言葉選びが秀逸。大好きです。
7位(1.0点) 大器晩成/アンジュルム
2015年のハロプロ楽曲大賞では投票しなかったんですが、やっぱりこの曲の存在は自分の中でも大きかったなと。ロックバンドとかだと改名したぐらいでは、後から聞いた時に改名前だか後だか全然わかんなかったりするじゃないですか。スマイレージ/アンジュルムにおいてそれが全く起きないのはやっぱりこの曲によるものだろうと。逆に、この曲を超えるくらいのターニングポイント楽曲がこの後出てくるのかも楽しみ、とも言えます。大好きです。
6位(1.0点) 夕暮れ 恋の時間/スマイレージ
イチャチャイチャイチャなんて歌われちゃったらもう、お父さん許しませんよとしか言いようがなくなっちゃうような、女の子にとってのチャレンジングな時間を歌った楽曲。「こんな状況の時はこうかしら?」って今まで妄想してきたことが一気にあふれ出る感じ……この年になっちゃうともう追体験はできないなぁという絶望だけを感じさせてくれます。大好きです。
5位(2.0点) ええか!?/スマイレージ
スマイレージ/アンジュルムの歴史の中でも、ハロプロ全体の歴史の中でも、似たような曲が見当たらない稀有な存在感を持った魅力ある1曲。今聞き直してみても、若さと個性を認めてほしい、お手本との違いを許容してほしい……というテーマのようでいて、実際にはそんなこと微塵も考えてないんじゃないかとすら思えてしまいそうな無茶な疾走感。曲名に何一つ帰結してこない感じとセットで、気狂い、もとい天才にしか作れない唯一無二の1曲だと感嘆させられることしきり。大好きです。
4位(2.5点) カクゴして!/アンジュルム
2015年当時にハロプロ楽曲大賞にちゃんと投票させてもらえたことは自分にとってもラッキーでした。山口百恵の「ひと夏の経験」で歌われていた「女の子の一番大切なもの」がまごころであった、という答え合わせともシンクロしていて時代を超えた素晴らしさがある。こんな名曲を世に送り出してくれたダンス☆マン&ゴスペラーズ安岡のコンビには心から感謝しています。大好きです。
3位(3.0点) 泣けないぜ…共感詐欺/アンジュルム
この曲のパフォーマンスって、同じグループの中で10年間リーダーであり続けた和田彩花が中心にいるからこそ積み上げることができた歴史があるから成立させられる芸当だと思っていて、モーニングがやっても、Juiceがやっても全く違うものになっていたのではないかと思っています。この味、アンジュルムにしか出せなかったと思うなぁ~。大好きです。
2位(3.5点) ヤッタルチャン/スマイレージ
この曲に出会った時の衝撃は今でも忘れられません。決してなめらかではない語りで始まるのに驚いて、そこスクラッチするの? そこ歌い上げるの? そこ否定するの? とひたすら困惑と感動を繰り返させつつも唐突に終わってしまう頼もしさ。伝説の漫画家の短編集に収録された一篇であるけれども、振り返った時に絶対に欠かすことのできない「記憶に残る名作」みたいな1曲。俺はこの曲のようなヤッタルチャンになれるのだろうか。大好きです。
1位(4.0点) 君だけじゃないさ...friends/アンジュルム
2018年のハロプロ楽曲大賞結果発表イベントで紹介したコメントの通り、本当に教科書に載せて欲しいし、自分の葬式にはこの曲を流してほしい、と思ってしまうくらい、研ぎ澄まされ純度の高まった美しさを持つ名曲。アンジュルムが歌ってくれているからぎりぎり楽曲として自分の体に染み込ませることができるけれど、これが楽曲以外の別の存在だったら、そのあまりにも強い輝きに両目はつぶれ未来永劫闇の中でさまよい続けなければならないのではないか……とおびえてしまうほどの尊さ。尊みがすごい。尊み秀吉。大好きです。
MV部門と推しメン部門はまた後日……。