傀儡音楽

かいらいおんがく

第12回ハロプロ楽曲大賞2013結果発表イベントに行って来た。

http://www.esrp2.jp/hpma/2013/
今年も新宿ロフトプラスワンにて、ハロプロ楽曲大賞の結果発表イベントが開催されました。光栄なことにコメンテーターとして参加させてもらいまして、今年で7回目。嬉しいことです。半分以上参加してるわけですから、「ハロプロ楽曲大賞の結果発表イベントに実験が居ないのはちょっと寂しい」ぐらいは思ってもらえるレベルじゃないかと思っておりますが……。

結果発表イベントは主催者のピロスエさんによる乾杯の音頭「おつかレイクレイ!」から始まったわけですが……すみません、ネットで検索するまでレイクレイが誰なのか存じ上げませんでした……不勉強ですみません(別に知っても得はなかったですけども)。

結果につきましてはご覧の通りです。楽曲部門としてはぶっちぎりでJuice=Juiceの1位となりました。個人的には「インディーズ期間の曲にハズレなし」って思ってまして、そういう意味でもJuice=Juiceについては「対象となった音源がすべて名曲」みたいな扱いになっちゃってました。全曲ランクインして、しかも1位のポイント数もぶっちぎり。伏兵とか大穴とか言う向きもあったみたいですが、ぜんぜん本命だったのかもしれません。

実際、今年のモーニング娘。の活躍が目覚ましかったのはご存知の通りで、実績と盛り上がりの両方を手に入れて、しかもそれぞれの曲も凝った作りでインパクトもあるし噛むほど出る味もあるし、本当に豊作だったと思います。モーニングは今年オリジナルアルバムがなかったわけですが、シングルにカップリング曲が多くて(どのユニットよりも圧倒的に多くて)毎回ミニアルバム状態だったこともあり、それらの曲にハズレが少なかったこともあり、投票としては割れた、ということもあるとは思いますが……そんなの毎年のことですしねぇ。順位が上だからえらい、だから曲数少なくして集中させた方が得……ってもんでもないですし。

逆に、Berryz工房℃-uteについては「上位に行くならこれかな」と予想されていたシングル曲が中盤までに出切ってしまうということもあって、楽曲大賞的観点な評価が得られなかったのが残念ですね。双方、今年は武道館を成し遂げたこともあり、評価のボルテージは十分に高まり切っていたと思うのですが、順位がそうならないところが、このイベントがあくまで「楽曲大賞」なのだ、という裏付けのような気がしています。

そしてスマイレージはものすごく結果を残した年だったように思います。結果発表イベントで取り上げた50位以内にアルバム曲が5曲入るってすごい結果だと思うんですよ。推しメン部門でのスマイレージの現在の評価とあわせて考えても、アルバム『(2)スマイルセンセーション』の評価の高さが伺えるように思います。

アップアップガールズ(仮)THE ポッシボーは、2012年に多数ランクインしたのに比べると結果を出し切れなかったのかもしれません。もしかしたら今年からアイドル楽曲大賞でもノミネートされたので、投票者になんらかの意図があって投票を回避したということもあるかもしれません。吉川友さんに関しては……単純にハロプロ楽曲大賞投票者の趣味にあう曲に恵まれなかったってことかなぁ。来年はハロプロとの接点も増えるんじゃないかとか予想してますけど。

そういう観点でも、全体を見たときに「モベキスJばっかりだな」って印象になっちゃいましたよね。Buono!もないしアプガポッシもノリきれてない。実際つんく楽曲比率も上位50位では前年68%から82%まで上がってますしね。

俺自身、投票が始まるずっと前に、スタッフのメーリングリストに「アイドル楽曲大賞は恋チュン、ハロプロ楽曲大賞は愛の軍団」って予想を送り付けてたんです。だって「愛の軍団」がどう考えても最強だって思ってたから。でも今思えば、「愛の軍団」にはひれ伏らせる要素は豊富でも萌え要素が少なかったのかもしれないなぁ……なんて思ったりしてるわけですが。

42位の「I WISH (updated)」とMステの「ハッピーサマーウェディング」の時に、「過去のモーニングと現在のモーニングを比較したり改変したりすること」について檀上で議論する場面がありました。俺は比較も改変もぜんぜん歓迎ってスタンスだよということは言っておきたい。つまんないと感じたら古かろうが新しかろうが評価しないしそれを発信しない、というだけ。I WISHもハピサマも全然良いと思ってますです。

あと「大人の途中」のアーメンって言葉は、あやちょのレンブラント好きから来てるんじゃないかと発言しましたがとりあってもらえませんでした。

今年の結果発表イベントでは「つんく♂ツイート」「ハロメン画像」なんていう新コーナーも始まりまして、これがたいそう面白く仕上がっておりまして……どう考えても来年以降も継続されるコーナーだなと確信しましたね。プレイバックも面白かったし、本当に楽しかった。本当に楽しかったな……。会場のロフトプラスワンの皆さまには本当に毎年申し訳ないのですけども今年も1時間とか押してしまいましてご迷惑をおかけしたわけですが、6時間あっという間の、そしてきっと会場の皆さんが(たぶん)飽きずにテンション高く楽しめた、最高の夜だったと素直に感じております次第です。

投票数も過去最高、結果発表イベントの来場者数も過去最高となりました。アイドルブームもここに極まれり、という気もします。今後もずっと右肩上がりになるかどうかはわかりませんけども、アイドル全般が特に盛り上がってもない時代も変わらず12年続けてるイベントなので、周囲の盛り上がりは周囲の盛り上がりとして、これからもずっと続いていけばいいなと素直に思っています。

そんな中……、締めの挨拶コーナーにて、7年間映像を担当してくださったHonestさんが卒業されるという発表があったわけです。今年初めて参加されたお客様にはぴんと来なかったと思いますが、だいぶんとこっちサイド側の話に聞こえちゃってたかもしれませんが、ホント、結果発表イベント開催が危ぶまれるような大事件で……。現在新スタッフを募集しておりますので、(1)映像編集ができて(2)ハロプロに対する愛情のある方、是非とも応募していただきたいと思ってます。

告知としては主催者のピロスエさんからディスクガイド本が1月にも発売されるということと、10周年記念でBerryz工房楽曲大賞を開催する、ということが発表されました。どちらも楽しみですね。後者については自分も当然参加しつつ、また皆様の前にしゃしゃり出るつもりでおりますのでよろしくお願いいたします。

主催者のピロスエさん今年も開催ありがとうございます。そもそもこの「楽曲大賞」という遊びの仕組みを、12年間楽しんでも綻びすら感じさせないこの枠組みを構築してくださったことから、本当にありがとうございます。投票システムそのほかデータ関連を一挙に引き受けてくださっている青迷彩さんありがとうございます。ハロプロソートも発表の数時間後にはコメント入りページが上梓されるのもすべてあなたのおかげです。今年もコスプレで楽しませてくださったモコモコさんありがとうございます。最高のコメンテートで会場を最高に盛り上げてくださったみなとさんとクニオさんありがとうございます。ロフトプラスワンの皆さんと梅造さん、今年もすみませんでした。そしてありがとうございます。物販で盛り上げてくださったせきねさんと岡島紳士さんありがとうございます。ご来場いただいた皆さん、実況見て盛り上がってくださった皆さん、投票してくださった皆さんありがとうございます。そしてつんく♂Pとハロプロにかかわる制作側の皆さん。皆さんのおかげで今年も楽しめました。ありがとうございます。来年もよろしくお願いいたします。こういうのは主催者のピロスエさんが言うからこそ意味があるとも思うのですけども、最近はブログという形態も流行りませんし、自分自身こう感じましたので素直に述べさせていただきました。ありがとうございます。本当に皆さんのことが大好きです。

そしてHonestさん本当にありがとうございました。誠実で我慢強いHonestさんのプロ意識とプライドに何度も何度も助けてもらい、感動させてもらいました。次にチャレンジされるステージでもご活躍されることを確信してます。ありがとうございました。

ああ、2013年も楽しかった! また来年も、来年以降もよろしくお願いいたします。ハロプロ楽曲最高!!