傀儡音楽

かいらいおんがく

Berryz工房ラストコンサート2015 Berryz工房行くべぇ〜! に行ってきた

ああ、泣いた泣いた。無期限活動停止に入るBerryz工房の、最後のコンサートを見に行ってきたので感想を書き残します。ライブレポとかじゃなくて、本当にもう感想。

  • 行く前はあの曲やってくれるかとか、最後の曲は何だとかずっと考えていたけど、始まってみたらどうでもよくなった。だって素晴らしい曲、大好きな曲ばっかりなんだもん!
  • メンバーの皆で話し合って決めたセットリストだったそうです。たくさんのツアーをやりきったメンバーだからこその、そのコンサートで一番盛り上がりそうな曲(それがアルバムのはじめの方の曲だったりする)が盛りだくさんの素敵なセットリストでした。イントロ聴くたびに「ああ、この曲も好き!」って毎回毎回思っていましたよ。
  • メンバーが縦に並んだ途端に「スッ!」と声に出して、好きになるのね、と尋ねられたら「桃子のこと」って歌って、一丁目に来たら野太い声でオウオウ盛り上がって。こんな風なやりとりもできなくなるのかと思うと切なくなりました。
  • 行け 行け モンキーダンス」をフェイバリットの1曲に挙げている俺としては、サルのコスチュームで出てきた時はMAXまで行っていたテンションがさらに上がるという経験をしましたね。なんという俺得! というかコンサート全般においてもあの衣装の時が最高潮だったんじゃないかという気がしました。
  • cha cha SING」が流れて、陽気な歌詞をメンバーが歌っているのを眺めて、急に涙があふれて止まらなくなったんですよね。ハロプロの素晴らしいところは歌い手が俺らの目の前から離れても、誰かが曲を歌い継いでいってくれるところなんだけど、それは本当にまごう事なき素晴らしいことなんだけど、もしかしたら少しだけ俺の中の意味が違ってしまうのかな、と思ったら感傷的になってしまんですよね。違う意味で、違う解釈で歌い継がれればそれで全然いいんだけれども。
  • 衣装替えの為の、3人/4人に分かれてのフリートークの時間は本当に楽しかった。あのどうでもいいようなやりとりを、ずっとずっと一緒に聞いていたかった。あらためて感じたのは雅ちゃんのツッコミがものすごく上手だってこと。間が絶妙できっちり笑いに繋げるんだよね。自分中心にし過ぎないという意味で、桃子よりもうまいかもしれないとすら思ってしまった。
  • 7人からの挨拶はもう泣けて泣けて……。俺だって11年Berryz工房の曲を聴き続けた男だ。泣く権利ぐらいだってあろう。俺だって、12年半前に戻っても、もう一度Berryz工房のことを好きになるって断言できます。
  • ダブルアンコールが終わって、ステージに誰もいなくなった後の会場のコール。enjoy三唱を挟みながらの「Berryz最高」→「おつかれさまあさ」→「おやすみやび」→「おつぐなが」→「ありがとくなが」→「おぱょ」→「りさこさいこう」。「おぱょ」には本当にびっくりしましたけどね。
  • ああ、終わってしまった。Berryz工房という物語が完成してしまった。Berryz工房の作品はいつ振り返っても彼女たちの一番美しい季節をちゃんと封じ込めてくれているし、Berryz工房の曲はハロプロの歴史の流れの中でちゃんと歌い継いで行ってもらえるけど、それでもBerryz工房という物語は一旦完成してしまった。
  • 前にも一度書いた、秋元康が「AKB48とは高橋みなみのことである」って言ったってやつ。あれは本当にBerryz工房には当てはまらないんだよね。メンバー一人を取り出して、「Berryz工房とは○○のことである」とは全然ならない。もちろん歌割りの多いメンバーはいたし、前列後列もあったわけだけど、でもやっぱり7人とも7分の1だ。
  • 道重さゆみさんは、自分が最強のアイドルになることで明日をこっちのペースに巻き込んで、モーニング娘。自体を引っ張り上げて世の中に知らしめ直す、ってことをしたじゃないですか。あれは本当にすごかった。それだけで一つの物語として成立するぐらい。モーニング娘。ってのは道重さゆみのいるグループって誰もが大満足で納得したんだから。それに対して嗣永桃子さんは、道重さんと同じように、あるいはそれ以上に多数のメディアで八面六臂の活躍をして、そこで「Berryz工房嗣永桃子です」って言い続けてきたんだけど、結果的にBerryz工房モーニング娘。みたいにはならなかったんだよね。2014年は今までにないくらい盛り上がったけど、やっぱりモーニングほどではなかった。それは……嗣永桃子さんが7分の1であることにこだわり続けたから、だったんじゃないかって思ってる。そのことを褒めてくれる人ばかりじゃないかもしれないけど、あの7人っていう同じメンツで11年やってきて、嗣永さんが7分の1以上になろうとしなかったのは、「Berryz工房とは嗣永桃子のことである」となることをよしとしなかったからじゃないか……なんて思っちゃったんですよね。まぁ、オジサンのつまらん妄想ですけれども。
  • Berryz工房という物語に、心からの「ありがとう」を。帰りの電車からずっとtwitterを見ているけど、みんな前向きにポジティブに、ただただひたすら「ありがとう」としか言っていない。俺もそれしか言えない。ただただありがとう。ベリヲタでよかった!
  • 楽しかったなぁ。


<セットリスト>

  1. スッペシャル ジェネレ〜ション
  2. ROCKエロティック
  3. 愛のスキスキ指数 上昇中
  4. 付き合ってるのに片思い
  5. 勇気をください!
  6. 21時までのシンデレラ
  7. ロマンスを語って
  8. 秘密のウ・タ・ヒ・メ
  9. まっすぐな私
  10. あなたなしでは生きてゆけない
  11. 普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?
  12. 行け 行け モンキーダンス
  13. I’m so cool!
  14. cha cha SING
  15. ジリリ キテル
  16. なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?
  17. 本気ボンバー!!
  18. 世の中薔薇色
  19. ライバル
  20. すっちゃかめっちゃか〜
  21. 一丁目ロック!

<アンコール>

  1. Bye Bye またね
  2. 永久の歌

<ダブルアンコール>

  1. Love together!