傀儡音楽

かいらいおんがく

Perfumeの紅白出演は俺にとってのストレス

俺が嫌なのは、紅白歌合戦で踊っているPerfumeを観た一般の人たちが「なんだこのパフュームって人たち、口パクじゃないか」「歌ってない、詐欺だ」とか言い出すことなんです。あーやだ。想像するだけでヤだ。
謡曲だのアイドルだのっていう歴史を積み重ねてきて、いろんなものを吸収したり間引いたりして、2008年における究極の形として、曲・音色・詞・振り付けとダンス・衣装・世界観・かしゆかとあーちゃんとのっち、そういうすべてを結合させて、そんで今Perfumeっていう名の世界最高レベルのパフォーマンスが成立してるわけですよ。でもその経緯を日本の誰もが知ってるわけじゃない。ホントは音楽なんか好きでも何でもない人に、今さら、このタイミングで今さら「口パクだからまがい物だ、プロじゃない」とかしたり顔で言われるの、考えただけでものすごいストレスなんです。うるせーバカ。4んでしまえ、と思う。
CD至上主義のつもりでいた俺だけど、今のPerfumeの歌番組出演時のパフォーマンスってば本当に最高の最高だよ。PVよりもずっと良い。俺を喜ばせる部類のエンターテイメントの究極だよ。このキラキラしたものの結晶が口パク以外の方法で成立するかってんだ。成立させる方法があるなら説明してみろバカ。バーカバーカ。