ハロプロ楽曲大賞2011アイドル楽曲部門では、ノミネート対象があまりに広くなり過ぎるということで声優さんモデルさんの楽曲は対象外とされたわけです。そりゃそうですよね。それでも618曲あるわけで! 「あの曲も入ってない、この曲も入ってない」って嘆くツイートをよく見かけましたが、まあ、そういう曲はノミネートされてても実際のところ大勢には影響しないんですよね……。文句ブーブー言ってきた人が実際その曲投票しない、みたいなこともあるわけで。まあそれもいいんでしょうけど。ノミネートされなかった楽曲にはノミネートされなかった理由がある訳で、無理にノミネートさせたところで絶対にランキングには入ってこない。これは紛れもない事実かなと。
声優さん部門でも、ClariSの「nexus」とか俺的な超名曲があったわけですが、声優については誰かがまとめてちゃんと再評価してくれるような気がするので見送ります(っていうか俺、声優さん部門まったく網羅できてなくてたまたまClariS知っただけだし)。
でもでも、(やっと本題)モデルさん部門と思われる楽曲については、やっぱり俺にとってはアイドル楽曲なんですね。なので、まあハロプロ楽曲大賞アイドル楽曲部門にもしノミネートされてたら投票したかった曲を記録しておきたいと思います。
PONPONPON/きゃりーぱみゅぱみゅ
十分話題にもなりましたし、中田ヤスタカ楽曲大賞にノミネートされるでしょうから別にいいんですが、やっぱり良かった。良かったし、どうにもこうにもアイドル楽曲だと思いました。MVのこの傀儡感! 最近は「Perfumeもアイドルカテゴリーにおける評価は不要なんじゃないか」みたいな言い方する人多いみたいですが、俺にとっちゃまごうことなきアイドルですね。「アーティスト」なんて言葉から遠く離れた場所にいる操り人形的佇まい、その中からどうしてもこぼれてしまうアイドル本人の輝きという魔力。俺がアイドル歌謡曲を愛する最大の理由はそこにあるかもしれません。
パペピプ♪パピペプ♪パペピプポ♪/佐々木希
この根拠のない能天気感。「佐々木希さん本人からのメッセージ」ゼロ感。最高ですね。声量の足りない感じ(でも商品としてはギリギリセーフレベル)、投げやりな歌い口、いかにも機械で使えるところだけ切り取りましたって感じの展開。アイドル楽曲ってこうじゃないとね、とすら思いましたよ。この曲が売れないんだから日本も情けないよなー。「慎吾ママ」ぐらいのインパクトと麻薬性があると思うんですが。
Bunny Days/Milky Bunny
益若つばささんが本当にこの曲でデビューかどうかは別として、むっちゃくちゃ格好よくないですか。すげーかっこいいロック。Buono!の「じゃなきゃもったいないっ!」レベルは行ってると思いますよこれ(って比較対象にロックじゃなくてアイドル楽曲挙げても説得力ないか)。ロックバンドの真ん中に可愛い女の子ボーカル据えてデビュー、みたいなビジネススタイルはそれこそ枚挙に暇がないし成功例もたくさんある。これもまた古式ゆかしいアイドル楽曲の方法論に従った名作ですね。「翼広げ」って歌ってるところもちゃんとアイドル的。
マイティDISCO/SUSHI PIZZA(やついいちろう&IMALU)
http://www.youtube.com/watch?v=oKqMg034Fhg
IMALUさんってモデル……でいいですよね? シモキタ人脈的なナニで作られた感じでしょうか。もともと曽我部ってこういうピコピコ楽曲も全然得意なんですよね。サビのメロディがあまりにも安易で、その安易さが強烈な中毒性を生むというか。特に「○○注入」なんて薄っぺらなギャグをやついいちろうに後追いさせちゃうのもかわいそうな気がするんですが、でもこれがポップに響いちゃうからもうしょうがない、ってことなんですかね。配信限定ということでほとんど話題にならなかったような気がします(俺もMUSIC JAPANで見たっきりでした)。でも好きでした。