傀儡音楽

かいらいおんがく

第10回ハロプロ楽曲大賞2011 アイドル楽曲部門

昨年から新設されたアイドル楽曲部門、今年もノリノリで投票いたします。ネットで誰かが「全部聞いて奴から投票受け付けるのおかしい、審査員が聞いたことないじゃ通らないだろ」みたいなことを書いてましたが、通ります! っていうか代議士の選挙と一緒でしょ。全候補者の人となり知らなくたって選挙権はあるし清き一票は無駄にしちゃならんのですよ。

で、さっそく発表です。

3位(0.5点)少女飛行/ぱすぽ☆

少女飛行(初回限定盤A奥仲麻琴)
ぱすぽ☆で1曲って言われてこの曲って答えちゃうのなんだか不勉強みたいで申し訳ないんですけど、「ViVi夏」と悩んでやっぱりこっち。「ViVi夏」はほんのちょっと接合失敗な感じもあるんですが「少女飛行」はホント、単純に綺麗なメロディーですよね。口ずさんでて一番気持ちいい曲。

3位(0.5点)Dear J/板野友美

【特典生写真付き】Dear J(Type-A)(DVD付)[1月11日以降のご注文は通常仕様 抽選券/封入生写真なし]
正直なことを言えばこの曲も歌詞の組み立てが「超古い」んですが、この曲に関して言えばわざとそうしてるんですって言っても通るかな、とか思ってます。板野さんデビューの話を聞いたときはホリプロ完全に大島さんからシフト完了なのか、と思いましたけど路線が違いましたね。完全に安室ちゃん方面でした。ちなみに全部買えなかったのでネットで聞いただけのカップリング曲もあるんですがどれも良かったです。俺的には「TUNNEL」かな。

3位(0.5点)Be with you (超絶バージョン)/SUPER☆GiRLS

超絶少女(ジャケットC)
アルバム『超絶少女』は出色の出来で、っていうか実は俺としては話題騒然だった『BATTLE OF ROMANCE』よりも超名盤と誉れの高い『鼓動の秘密』よりも『超絶少女』の方が評価が上でした。フックになるようなアイディア満載のアルバムってんじゃないんですが、どの曲も良くて飛ばす気にならない名作です。そんな中から苦渋の選択をするならこの曲。なんというか「アイドルVS日本のインターネット文化」みたいな図式が頭に浮かんで印象的なんですよね。このアルバム未聴の人がうらやましい。だって今からこれを体験できるんですから!

2位(1.5点)Attack Hyper Beat POP/東京女子流

鼓動の秘密
アルバム『鼓動の秘密』は本当によく出来たアルバムですよね。でも「じゃあ実験40号が楽曲大賞の為に1曲選ぶぞ」って考えると、なぜかこの曲か「孤独の果て 〜月が泣いている〜」の2択だったという。なんでだろう? 詞・曲・編曲・ボーカルの一体感がすごくて、その完成度に東京女子流っていうグループの完成度がまだ追いついてない……みたいな印象、だがそれが良い、みたいな感じ。ファーストアルバムで伝説作っちゃいました的な1曲。

1位(7点)too blue/9nine

夏 wanna say love U
7点入れれば群雄割拠の2011年でもベスト50位に入るんじゃないか、と……。シングル「夏 wanna say love U」は3曲ともに素晴らしいんですがこの曲はちょっとした事件でしたね。曲も編曲も好きなんですが、歌詞がすごいですよ。めちゃくちゃな散文のようでいて分裂してない。あっちこっち行ってるようで女の子って位置からブレてない。そんで言葉1個1個がかっこいい。HEY! HEY! HEY!出演の時に歌われるより前に俺としては楽曲大賞に決めてました。

ちなみに作詞のMary TanはYGAにも何曲も提供してて、それらも結構いい感じで好きです。ちなみにMary Tanさんははてなダイアラーらしく、そこで「作詞の方法」なんてエントリを上梓してらっしゃるので、アイドル楽曲の歌詞を書きたいなんて考えてる方は参考にしてみると良いのではないでしょうか。


いやーアイドル楽曲って本当に素晴らしいですね。来年もこうであって欲しいです。楽しみな未来に乾杯。