傀儡音楽

かいらいおんがく

ハロモニ@SNS王国

http://www.haromoni-sns.com/
相当せまい世界の話であるとは言え、こんなに「招待される/されない」が熱い話題も久しぶりだ。一時のrecommuni騒動を思い出してしまった(騒動ってほどでもないか)。現在、一部ファンクラブ会員のみが招待されているという噂(あくまで噂)。ファンクラブ会員登録にはメールアドレスなんて書き込む必要あるのか? mixiには既にコミュが立ってて「招待された人いませんか、できれば私を招待してください」なんて書き込みが続いている。
「1人が招待できるのは2人だけ」という余りにも悩ましく、余りにも過酷なルール。mixiやその他のSNSは、会員を増やすことを目的にしているからこそ招待する人数に制限をかけるなんてありえないわけで。「既に招待されている人を羨望と嫉妬の眼差しで見つめるヲタども」の構図がありありと浮かんでくる(自分含め、だ)。冗談抜きで招待枠がネットオークションで高値で取引されるだろう。金に糸目をつけない人種だからね、スポーツ新聞で話題になる程度の価格にはなるだろう。そういうのも狙った上での「2人だけルール」だろうしね。どこぞにトピに「(見知らぬ人よ)どうか私を招待してください」なんてペロッと書き込んだところで叶うわけがない。
俺も参加したいなぁ……。自分を招待してくれる人がいるとしたら、と想像してみる。何人かの顔が浮かんで、その上で「私のランキング、何位だろうか?」と考えざるを得ない。いつぐらいに招待されるだろうか? この脅えのような気持ちは「参加できない」という直接的事実だけでなく「招待してくれる友人が居ない」という呪いを持ち合わせている。何人かの友人の顔が浮かんで、また消える。俺は彼らから愛されているだろうか? 俺は彼らから信頼を勝ち得ていただろうか?
そして俺が招待された時、また頭を悩ませなくてはならない。友人に順位をつける行為! だからといって手にした2枚のチケットを無駄にすることはできない。俺は誰を誘うだろうか。いつもライブを一緒に観ている友人? ハロプロ楽曲大賞でお世話になった皆さん? 「あなたを招待する代わりにこの人を招待してもらえますか?」という条件をメールで突きつけたりしなきゃならないかもしれない。
SNSでクネクネと馴れ合いさせたくてやってるのだろうか? 人をギスギスと疑心暗鬼にさせ、優越感と劣等感の格差社会を思い知らせ、ただやたらと話題になりたがっているだけのような気がする。酷い話だ。どぉなっちゃってんだよ。人生頑張ってんのによ。


……わかってるよ。待ってりゃいつか回ってくる。そんなにパイの大きな市場じゃないからね。