傀儡音楽

かいらいおんがく

お笑いジャイアン ハロプロトークライブ『こんにちは大計画』に行ってきた。

http://blog.goo.ne.jp/owaraigian/e/26fa667357f2d70a5f48788fda4e35d7

●出演@Twitterアカウント
杉田先生(こんにちは計画)@SUGITASENSEI
相沢直(構成作家)@aizawaaa
 
スペシャルゲスト
ピロスエ(ハロプロ楽曲大賞主催)@prse

行ってきました。ハロプロ楽曲大賞の話題盛りだくさんで楽しかった。以下、レポートをば。ちなみにメモを元に俺がねつ造した文章なので、言い回しは再現してませんのであしからず。雰囲気だけでも伝わればと思います。もう一点、仕事終わりで駆け込んだのでイベント冒頭は拝見できませんでしたので途中から。

第12回ハロプロ楽曲大賞2013ランキングを振り返りながら

杉田「佳林ちゃんの魅力は?」
ピロスエ「研修生で入った時から可愛らしさも頭抜けてたし衝動のままに全力で踊るみたいなパフォーマンスで目立ちまくっていた。彼女は天下取ると思います」
杉田「じゃあ楽曲大賞って『佳林ちゃんの曲が低いから順位をちょっと操作してやろう』みたいなこともあるんですか?」
ピロスエ「ないですね。そういうことするとつまらなくなっちゃうんで」
杉田「楽曲大賞ならでは、みたいな傾向はありますか?」
ピロスエ「℃-uteの「この街」なんかがそうだったんですが、テンポがスローになって踊りにくくなると人気が下がる印象。あと全般的にカバーは順位が上がりにくいですね」
杉田「軍団とわき愛Jが2曲続いてますが割れたんですかね」
ピロスエ「J=Jとかスマはやっぱりシングルの中でもこれって頭ひとつ抜けてる曲があって、投票する側も支持しやすい。娘は平均的にどの曲もいいからどうしても割れやすい。これは2008年の1位曲「リゾナントブルー」以降ずっと続いてる傾向ですね」
杉田「℃-uteがベスト10に入らない初めての年でもありました。やっぱりキラータイトルがなかったということですか」
ピロスエ「℃-uteBerryz工房も、シングルそれぞれ悪い曲じゃないんだけど娘への提供曲と比較するとどうしても一段下がる。それは両ユニットともに地力があるので、そんなにいい曲じゃなくてもパフォーマンス力でなんとかやれちゃうんじゃないか、的なことをつんく♂が思ってるんじゃないか、なんて想像してしまいますね。℃-uteBerryzも基本的なパターンを踏襲してて隠し味程度。娘は1曲ごとにびっくりする要素がある。ということが多いように思います」
杉田「J=Jが全曲ランクインしました」
ピロスエ「これはいかがなものか、みたいなハズレがなかったですね」
杉田「やっぱりデビュー年はいい曲が多くなりますか」
ピロスエ「実際そういう印象は強いです。つんく♂も力を入れてるんじゃないでしょうか」
杉田「それで人気も集まりやすい?」
ピロスエ「曲の良さもありますが、やっぱりみんな若いユニットが好きなんじゃないですかね。それこそ高いところから低いところへ水が流れるように(笑)」
杉田「スマイレージの曲の評価が高かったように思います」
ピロスエ「セカンドアルバムの評価が高くて、ランクインも多かったです」
杉田「先日イベントでご一緒した大森靖子さんも絶賛していました。松浦亜弥の『First Kiss』以来の名作だと」
ピロスエ「名盤ですよね。『First Kiss』以来かどうかはわかりませんけど(笑)。「夕暮れ 恋の時間」なんかが顕著ですが、とにかくつんく♂の持ってる乙女力が詰まっています。曲順で言えばシングル曲の配置もよくて、最後「寒いね」なのもよかった」
杉田「通して聞くといいですよね」
ピロスエ「はい。そこまで考えられていると思います」
杉田「売上についても調べてきたんですがやっぱり娘が強いですね」
ピロスエ「まあ、個別開始以降、売上と内容は関係ないですからね。同じシングルを何枚も買う層が増えた。1枚だけ買う人と、例えばBOXセットで全部そろえる人のどちらかみたいなところありますから」
相沢「でも買わないとカップリング曲が聴けないというのもありますね」
ピロスエ「ほとんどミニアルバム状態ですね。しかもどの曲もいい」
相沢「このクオリティが℃-uteカップリングにも欲しいですね(笑)」
ピロスエ「たしかに2013年は℃-uteカップリング曲は印象が薄かったかもしれません」
杉田「編曲者的にはどうですか」
ピロスエ「AKIRAはシングル曲を担当することが少ないのでもう少しやってくれてもいいと思いますね」
杉田「ハロプロ楽曲大賞って、毎年順位は順当だなと思いますか?」
ピロスエ「順当だと思います。メンバーの人気投票で、曲の出来にかかわらず皆で高得点をぶっこむみたいなのが続いて荒れることを恐れたこともあるんですが、実際にそういうことって皆無で、その点ハロプロファンは皆リテラシーが高いと思いますね(笑)」
相沢「結果発表イベントで4位まで発表されて、残った3曲が何なのか会場の皆の頭には浮かんでるじゃないですか。そこで「ヤッタルチャン」が2位だってわかった時の盛り上がりはすごかったですね。「ヤッタルチャン」が2位なのもハロプロ楽曲大賞ならではだと思います」
杉田「推しメン部門ではスマイレージのメンバーは全員上位ってわけじゃないのに「ヤッタルチャン」は2位ですものね」
ピロスエ「そういう観点で、推しメン部門と楽曲部門が連動してないというのも信頼に値する証拠だと思ってます」
相沢「横のつながりがあるのかなって思うんですね。スマイレージファンじゃなくても、ハロプロファンの横のつながりで、いい曲の情報がちゃんと届くようになってる」
ピロスエ「まあグループはありつつも、基本的にはみんなつんく♂プロデュースなわけで、入口は別々でも気が付くとみんなハロプロDDになってるみたいなところありますからね(笑)」
杉田「うまく囲われてるんですねぼくら」

第12回ハロプロ楽曲大賞2013 登壇者の投票紹介

杉田先生
5位 Crazy 完全な大人
4位 天まで登れ! [ハロプロ研修生 feat. Juice=Juice]
3位 Help me!!
2位 ベーグルにハム&チーズ
1位 ロマンスの途中

杉田「「Crazy〜」は一番好きな岡井ちゃんの成長と活躍に。「天まで〜」は曲ももちろん観客席のファンの皆の肩組みに。こんな幸せになれる曲他にあります? 「Help〜」は「娘で1曲選ぶなら」で。冒頭のみずきちゃんのセリフがセクシー過ぎます。「ベーグル〜」は武道館で観た印象が大きい。オーロラビジョンに映ったメンバーのセリフが、まるで自分に語り掛けてるみたいで……」
ピロスエ「ああ、会場にいるみんなそう思ってました(笑)」
杉田「「ロマンス〜」はダントツでした。曲がいいだけじゃなくて機能性が高い」
ピロスエ「機能性?」
杉田「コール、ヲタ芸、フリコピとオーイング……みたいな盛り上がりと一体感が計算しつくされてるな、と」

相沢直
5位 アジアン セレブレイション
4位 なには友あれ
3位 愛の軍団
2位 ヤッタルチャン
1位 ロマンスの途中

相沢「実は投票しなかったんですが明確な理由があって。メロンを愛してるんですが、「楽曲で選ぶ」とすると柴ちゃんや大谷さんの曲に投票できず、相対的に彼女たちを下げる行為になってしまうんです。「アジアン〜」はBerryzはやっぱりちょっとアホな方がいいな、と。雅ちゃんの高飛車感も出てる。「なには〜」は珠玉だったカップリングの中でも特によかった。つんく♂は本当に乙女の心がわかってる。わかりすぎてるから、もしかしたらつんく♂は本当は女の子で、魔法にかけられて現在の姿なんじゃないか、なんて噂を信じてしまうくらい」(会場笑)
杉田「「なには〜」ってツアーでやりましたっけ」
ピロスエ「やってます。僕コンサートで見て好きになりました」
相沢「愛の〜」はMVも含めたあの昂揚感。「わが軍」って言葉もありますが、「お前は軍団か!?」と尋ねられたら「ハイ! 軍団です!」って答えたくなるような説得力がある。「ヤッタルチャン」は久しぶりに歌詞で泣いた。つんく♂からメンバーへの具体的なメッセージだと思うとその優しさに泣けちゃう。スマイレージはこの曲をもらって本当に良かったと思う。「ロマンス〜」はハロヲタなら入れざるを得ない。曲の良さはもちろんだけど「新世代のJuice=Juice、任せた、頼むよ」みたいな気持ちもある」

ピロスエ
5位 すっちゃかめっちゃか〜
4位 A B C D E-cha E-chaしたい
3位 ヤッタルチャン
2位 わがまま 気のまま 愛のジョーク
1位 ロマンスの途中

ピロスエ「「すっちゃか〜」はアルバムの実質的なリード曲。Berryzっぽさがある。「A B C D〜」は細かいパート割りを突き詰めていった極北。曲がモザイク状になっていて数秒ごとに驚きがある。言葉遊びも面白い。そしてサビの中で出てくるキスの音。あれがいいなぁ〜と」
杉田「なるほどそういうのがスルメだと」
ピロスエ「上位3曲は僕の選曲と全体の結果と同じ3曲になった。偶然なんだけどこれは12年やって初めてのこと。皆が好きなものが自分も好きっていうのは幸せなことだし、そういう意味でも2013年は「ロマンスの途中」で間違いなかったなと思います」

ハロー!プロジェクトどぅーでもいい事件簿2013

http://dolce.laff.jp/blog/2014/01/2013-d1b4-2.html
相沢「2013年のかにょんはヤバかったです」
相沢「小田さんの「人から『欲』というものをとり除いてあげたい」って願い事もすごい」
ピロスエ「ポケモーですね」
相沢「小田さんは「二度生まれた感」があるね」
相沢「人型寝袋事件はかわいかった」
ピロスエ「ナルチカの舞台裏でJuice=Juiceのメンバー皆に抱き着かれる雅ちゃんのまんざらでもなさそうな表情もよかったですよ」
相沢「手作りパン差し入れ事件の「だーいし感」はハンパないですね」
ピロスエ「「(パンの差し入れで)私みんなに笑われたよ!」みたいな」
杉田「岡井ちゃんの「私頑張ったんですけど僅差なかったですよね」って発言もよかったですね」
相沢「会場でオリジナルペンライトが売られるようになったのもひとつの転機かなと」
杉田「ピロスエさんのフリコピのきっかけって何なんですか
ピロスエ「昔はリズムにあわせて体を揺らす程度だ、フリコピストきもいとか思ってたんですが、月日は流れ、自分でやってみたらこっちの方が楽しい、と。具体的なきっかけはハロプロナイトってイベントですね」
杉田「今度一緒に踊ってみたやりましょうよ」
ピロスエ「熊井茶碗買いましたよ。3回目でやっと。自宅にハロプロオンリーのCD棚があるんですが、その一番上に、娘のツアートラックのおもちゃに並べて飾ってあります」
相沢「かにょんの弁当の中身全部当てたの件は絶対ウソですね」
杉田「ダイエット中に太るから寝る時録音してたらガサゴソ言ってどうやら無意識に食べてたらしいってわかって、ってウソに決まってるだろ、っていう」
ピロスエ「岡井ちゃんがルマンドとコーラにハマってるとき、無意識に冷蔵庫を開けてるってネタがありましたね」
杉田「かにょんは絶対、あとのっかりです」
杉田「生田の毎日300曲聴く。フルで? うん。……のやりとりも最高ですね」
ピロスエ「中学生っぽいですよね」
(正月ドッキリの映像を振り返って)
ピロスエ「なっちがライブやった場所ですね」
杉田「(修学旅行みたいな映像見ながら)これがフジテレビってすごいですよね」
杉田「(まくら投げで)当たってないのに倒れる鞘師ちゃんがいい」
杉田「ちゃんとゲームにまざるリーダー偉いですね」
相沢「仕掛け人の人数が多く大がかりで、って説明をしてる時、ワイプで抜かれてるどぅーが手を合わせて感謝のポーズをしてて。いい子だなと」
ピロスエ「僕としてはズボン脱がしゲームを早くDVDマガジンにして出せと」
杉田「ハロモニの「モーム素部屋。」を思い出しました」
相沢「番組では2曲ですがもう1曲やったんですよね。その時踊れないと判断した鞘師がすぐ靴下を脱いだって話がすごいですね」
杉田「極寒なのに」
杉田「フクちゃんがファンに上着着てくださいって言ったとか」
ピロスエ「まーちゃんが「これ生ですか?」って尋ねたってのもいい話ですね」(会場笑)
 
ピロスエ「kntmが前触れなく「ムカついてきたぞー」とか言い出してかりんちゃんを殴り、それ以降かりんちゃんのMっ気が目覚めたってのもいい話ですね。やられたいとか言い出して」
杉田「スキンシップとして、なんですかね」
ピロスエ「最近はかりんちゃんとタケちゃんのカップルが熱いとか」
相沢「最近そういうカップリングも面白いですね」
ピロスエ「ハロプロの伝統でもあります。市井後藤とか」
相沢「先日もツイッターでしばりかありましたね。いいなぁと思って」
相沢「おいコラ石田事件も怖いですね。だーいし感とか言われ過ぎて解離性多重人格症か、っていう」
ピロスエ「小田ちゃんのハガキ読み間違い事件の時の、先輩面したまーちゃんの「おい小田!」の話も好きですね」
相沢「小田も英語で話しかけられた時のエピソードとか、まーちゃんを潰しにかかってる感じあります」
ピロスエ「トムとジェリーですね」

Hello!Project COUNTDOWN PARTY 2013 〜 GOOD BYE & HELLO ! 〜の件

ピロスエ「昼夜と行きましたけど、2部の後半はきつかったですね」
相沢「リンドバーグとか世代でもないし、一周周った感があるかどうかもわかんない。面白さが響かなかったな」
ピロスエ「リハ不足なのか、バンマスたいせーの仕切りの酷さかわからないけどとにかくグダグダ。そんな中でも盛り上げようと頑張る田中れいなは株を上げましたね。僕ずっとれいなとあさひちゃんを見てました」
ピロスエ「太陽とシスコムーンは最高でした。選曲もよかったし。メロンはメンバーのコンディション、特に柴ちゃんの声が100%じゃなかったし、平家みちよつんく♂楽曲を選んでおいたほうが良かったように思うし。そんな中、太シスは最高でした」
相沢「歌がうまいってのはこういうことなんだな、って。正直ちょっとジャンルが違うな、って。うますぎて笑っちゃうぐらいの。あと稲葉さんの頭の振り回しがすごくて連獅子みたいでした」(会場笑)
ピロスエ「亀井JJLLが抜けた直後一瞬だけあった、俗にいうプラチナ5の5人が「女と男のララバイゲーム」を歌ったんですがこれがすごい良かったですね。なんといっても愛ちゃんの歌を聴くのが久しぶり。そしてMCのグダグダ感が相変わらずで(笑)」
ピロスエ「年末カウントダウンは毎年恒例にしてほしい。そして2部の後半は改善してほしい(笑)」
杉田「じゃあ地道にアピールしていきましょう」

過去のハロプロ楽曲大賞を振り返る

杉田「そもそもハロプロ楽曲大賞を始めようと思ったきっかけって何だったんですか」
ピロスエ「きっかけは2002年のハロマゲドンですね。後藤と保田が抜けるって発表があって、ものすごい衝撃で。今までわいわいやってたのが永遠には続かないんだってことに気付かされて。自分の中でも少し冷静になるみたいなところがあって、一区切りつけて一旦離れようかと考えた。今年良かった曲を皆で投票しようなんて企画は大昔からあって、ネットでもそういうことをやってる人はいたわけですが、自分がそういう企画をやって、その主催者を続けてたら、自分が直接的な活動から離れても繋がってられるんじゃないかって思った。それがきっかけですね。だから続けることが前提だったし続けるつもりだったけど、続けてみると12年も続くとまでは思ってなかったところもあります(笑)。始めた当初の参加者は200人くらい? それこそ顔が思い浮かんじゃう人ばっかりぐらいの、内輪ノリのイベントでしたね」

2002年
1位 238pts タンポポ I&YOU&I&YOU&I
2位 167.5pts モーニング娘。 Do it!Now
3位 134pts モーニング娘。 ここにいるぜぇ!
4位 126pts モーニング娘。 そうだ!We’re ALIVE
5位 112.5pts 松浦亜弥 桃色片想い
6位 94pts メロン記念日 さぁ!恋人になろう
7位 80pts メロン記念日 香水
8位 77.5pts モーニング娘。 好きな先輩
9位 75.5pts モーニング娘。 男友達
10位 72.5pts 後藤真希 やる気!IT’S EASY

ピロスエ「タンポポのアルバム曲ってところがやっぱり内輪のイベントだったな、って気がしてしまいますね。当時この曲は物凄い名曲だって周囲の皆が騒いでいたので、同意はできるけど、実際にハロヲタ全体の総意ってわけでもないんじゃないかと思います。たとえば2013年みたいに3000票集まってたら、やっぱり2位の「Do it! Now」が大賞だったんじゃないかな。この年はメロン記念日の曲の評価が高いところも特徴ですね」

2003年
1位 後藤真希 スクランブル 403.5pts
2位 モーニング娘。 シャボン玉 385pts
3位 メロン記念日 赤いフリージア 311.5pts
4位 モーニング娘。おとめ組 愛の園 〜Touch My Heart!〜 310pts
5位 11WATER BE ALL RIGHT! 302pts
6位 モーニング娘。 Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜 254pts
7位 ZYX 行くZYX!FLY HIGH 252.5pts
8位 モーニング娘。さくら組 晴れ 雨 のち スキ ? 242pts
9位 カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。) 浮気なハニーパイ 240.5pts
10位 あぁ! FIRST KISS 195.5pts

ピロスエ「今思うと「スクランブル」も総意だったかどうか微妙ですね(笑)」
杉田「ソロライブがすごいって評判だったんですよね」
相沢「ああ、メロンが大賞とるならこの年だったな。もう少し頑張ってくれたらなぁ」
杉田「「赤いフリージア」ですね。この年はさくらおとめの年でもあるんですね」
ピロスエ「あぁ!が10位ってのもなかなかですね」

2004年
1位 モーニング娘。 浪漫 〜MY DEAR BOY〜 537.5pts
2位 ZYX 白いTOKYO 511.5pts
3位 モーニング娘。 愛あらばIT’S ALL RIGHT 505pts
4位 W ロボキッス 443.5pts
5位 ミニモニ。 ラッキーチャチャチャ! 384pts
6位 Berryz工房 あなたなしでは生きてゆけない 241pts
7位 カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。) シャイニング 愛しき貴方 222.5pts
8位 モーニング娘。さくら組 さくら満開 217pts
9位 ミニモニ。 ズキュンLOVE 214.5pts
10位 モーニング娘。 涙が止まらない放課後 214pts

ピロスエ「「涙が〜」が(10位でも)高過ぎですね」
杉田「「涙が〜」とか「THEマンパワー!!!」とかはつんく♂が俺らをフルイにかけてるんだ、って説がありましたね。こんだけむちゃくちゃやってもついて来られる奴だけ残れ、っていう」
相沢「あななしが6位なんだなー」
ピロスエ「この年「白いTOKYO」が大賞だったら、周囲から見てああやっぱりマニアックな人たちのランキングなんだ、って思われたんじゃないかと思う。その意味で「浪漫」でよかったのかもしれない」
相沢「いやあ、でもやっぱり「楽曲で」って判断基準なら「白いTOKYO」が上に行っていいと思いますけどね」

2005年
1位 スッペシャル ジェネレ〜ション / Berryz工房 1001.5pts
2位 ラヴ&ピィ〜ス! HEROがやって来たっ。 / モーニング娘。 689.5pts
3位 ALL FOR ONE & ONE FOR ALL! / H.P.オールスターズ 584pts
4位 紫陽花アイ愛物語 / 美勇伝 512.5pts
5位 18 〜My Happy Birthday Comes!〜 / W 504.5pts
6位 なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW? / Berryz工房 390.5pts
7位 声 / モーニング娘。 368pts
8位 Missラブ探偵 / W 331pts
9位 21時までのシンデレラ / Berryz工房 302.5pts
10位 空 LIFE GOES ON / 安倍なつみ 301.5pts

ピロスエ「スッペジェネはダントツでしたね」
相沢「他が弱いってのもありますね」
ピロスエ「弱い……ですか? 自分は2004年くらいまでハロプロから離れていて、Berryz工房から戻ってきたので、この頃の娘のコンサートとか全然追ってないんです。そんな僕も戻って来られるって点でもいいイベントだなあと(笑)」
相沢「たしかにベリはいい曲ばっかりですね」
ピロスエ「当時Berryzファンは迫害されてましたからね。このロリコン、と馬鹿にされてました」
杉田「そうでしたね。「子供じゃーん!」的な。私も握手会で雅ちゃんに求婚してドン引きされるって迫害を受けてました」
ピロスエ「それは普通なんじゃ……」

2006年
1位 青空がいつまでも続くような未来であれ! / モーニング娘。 838.5pts
2位 SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜 / モーニング娘。 652.5pts
3位 大きな愛でもてなして / ℃-ute 415.5pts
4位 恋☆カナ / 月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。) 410.5pts
5位 歩いてる / モーニング娘。 370.5pts
6位 バラライカ / 月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。) 370pts
7位 まっさらブルージーンズ / ℃-ute 369.5pts
8位 お願い魅惑のターゲット / メロン記念日 344pts
9位 わっきゃない(Z) / ℃-ute 326pts
10位 ジリリ キテル / Berryz工房 276pts

ピロスエ「娘のアルバム曲が1位の年ですね。俗に言う「青空トレイン」という振付があって、メンバーが肩に手をやって繋がると客席も同じように繋がるっていう多幸感のある曲でした」

2007年
001. 笑顔YESヌード / モーニング娘。 368pts 157票
002. JUMP / ℃-ute 323.5pts 135票
003. みかん / モーニング娘。 298pts 137票
004. 鳴り始めた恋のBELL / 音楽ガッタス 274.5pts 137票
005. ホントのじぶん / Buono! 273pts 148票
006. VERY BEAUTY / Berryz工房 270.5pts 119票
007. 都会っ子 純情 / ℃-ute 262pts 119票
008. 悲しみトワイライト / モーニング娘。 249pts 107票
009. 胸さわぎスカーレット / Berryz工房 241.5pts 105票
010. 恋する♡エンジェル♡ハート / 美勇伝 215.5pts 103票

杉田「娘が強いですね」
ピロスエ「逆に「JUMP」の高さが意外。意外というか快挙です」
杉田「ポイントが割れたっていうところもあるんですかね」
ピロスエ「でも「笑顔〜」は1位を獲るべくして獲った曲だと思います」

2008年
001. リゾナント ブルー / モーニング娘。 748pts 265票
002. 恋愛♥ライダー / Buono! 390pts 162票
003. ロッタラ ロッタラ / Buono! 295.5pts 135票
004. 記憶の迷路 / High-King 265pts 124票
005. 涙の色 / ℃-ute 242pts 109票
006. ガチンコでいこう! / Buono! 184.5pts 84票
007. Kill Me Kiss Me / HANGRY & ANGRY 181.5pts 79票
008. タンタンターン! / MilkyWay 177.5pts 80票
009. C\C (シンデレラ\コンプレックス) / High-King 162.5pts 89票
010. アナタボシ / MilkyWay 159pts 75票

ピロスエ「「リゾナント〜」が1位なんですが、何といっても2008年はこのほかに娘のシングルが「ペッパー警部」しかないという年で(笑)。そのほかのBuono!が強いと評判で」
相沢「ファーストアルバムは名盤でしたね」
ピロスエ「50位以上を発表しててもBuono!の曲ばかりでしたね」

2009年
001. ライバル / Berryz工房 467.5pts 187票
002. 消失点 -Vanishing Point- / Buono! 330.5pts 144票
003. SONGS / モーニング娘。 294pte 121票
004. はじめての経験 / 真野恵里菜 213.5pts 103票
005. なんちゃって恋愛 / モーニング娘。 208pts 93票
006. ★憧れ My STAR★ / ℃-ute 201.5pts 109票
007. 雨の降らない星では愛せないだろう? / モーニング娘。 198.5pts 103票
008. しょうがない 夢追い人 / モーニング娘。 191pts 87票
009. ゴール / Buono! 185.5pts 85票
010. グルグルJUMP / 久住小春・ジュンジュン・リンリン(モーニング娘。) 183pts 102票

杉田「順当なランキングですね……あ、「グルグルJUMP」はもっと高くてもいい(笑)」

2010年
001. Danceでバコーン! / ℃-ute 548pts 222票
002. 涙ッチ / モーニング娘。 442pts 165票
003. 大きい瞳 / 亀井絵里道重さゆみ田中れいな(モーニング娘。) 423pts 172票
004. 夢見る 15歳 / スマイレージ 391.5pts 189票
005. 友達は友達なんだ! / Berryz工房 349pts 122票
006. カタオモイ。 / Buono! 305.5pts 123票
007. Independent Girl 〜独立女子であるために / Buono! 284pts 130票
008. キャンパスライフ 〜生まれて来てよかった〜 / ℃-ute 219.5pts 102票
009. 元気者で行こう! / 真野恵里菜 211.5pts 115票
010. グランドでも廊下でも目立つ君 / 須藤茉麻熊井友理奈(Berryz工房) 208.5pts 96票

杉田「℃-uteは初の1位ですね」
ピロスエ「これは全くの偶然なんですが、2008年以降、モ・ベ・キ・スと続いていて、持ち回りなんじゃないかなんて言われましたね。全くの偶然ですから、これはまさにハロプロの充実を示していると思います」

2011年
1位 有頂天LOVE スマイレージ 749.5pts. 305票
2位 Kiss me 愛してる ℃-ute 616.5pts. 254票
3位 My Days for You 真野恵里菜 555pts. 235票
4位 ショートカット スマイレージ 363.5pts. 175票
5位 この地球の平和を本気で願ってるんだよ! モーニング娘。 322.5pts. 147票
6位 まじですかスカ! モーニング娘。 311.5pts. 152票
7位 世界一HAPPYな女の子 ℃-ute 283pts. 148票
8位 ヒロインになろうか! Berryz工房 269pts. 128票
9位 Only you モーニング娘。 248.5pts. 140票
10位 愛しく苦しいこの夜に モーニング娘。 243.5pts. 97票

ピロスエ「9期が入った年ですね」
杉田「票数増えましたねー」
ピロスエ「票数は2005年か2006年か小康状態というか、伸びのない時期だったんですが、ここ数年はやるたびに増えてますね」
杉田「アイドルブームという影響もありますか」
ピロスエ「そうですね」
杉田「私は参加できなかったんですが、結果発表の会場は盛り上がったんですか」
ピロスエ「凄かったです。ライブ会場と変わらないですよ」

2012年
1位 初恋サイダー Buono! 1489.5pts. 633票
2位 One・Two・Three モーニング娘。 1484pts. 607票
3位 Loving you Too much Berryz工房 1264.5pts. 503票
4位 悲しきヘブン ℃-ute 1170pts. 510票
5位 プリーズ ミニスカ ポストウーマン! スマイレージ 913pts. 405票
6位 The 摩天楼ショー モーニング娘。 855.5pts. 376票
7位 恋愛ハンター モーニング娘。 777pts. 342票
8位 cha cha SING Berryz工房 759.5pts. 354票
9位 Be Alive モーニング娘。 562pts. 265票
10位 超HAPPY SONG Berryz工房×℃-ute 543pts. 297票

ピロスエ「こうして見直してみると、納得いかないの「浪漫〜」ぐらいかな(笑)」
相沢「(笑)でも自分も当時ぜんぜんいいと思わなかったなぁ」
杉田「あっちぃ地球でおなじみの文化祭でみんな歌ってた……みたいな、当時を象徴してる感はあると思います」

ハロプロすべての曲からベスト5を選ぶなら

杉田先生
5位 dearest 松浦亜弥
4位 Big dreams ℃-ute
3位 スクランブル 後藤真希
2位 I&YOU&I&YOU&I タンポポ
1位 白いTOKYO ZYX

杉田「「dearest」は元々珠玉のバラードなのはもちろんですが、先日の小田さくらちゃんのカバーが良くて。一本気な松浦さんの一途な愛情がこのたびの結婚につながったと思うと味わい深いですね」
ピロスエ「カウントダウンでも演りましたけど、とても素晴らしかったです。こりゃすげーと思いました」
相沢「今いい時期なのに、本人ぜんぜん歌手に戻る気がないんですよね。勿体ない。来年の目標が「プライベートを充実させる」って充実してんだろ、っていう」(会場笑)
杉田「「Big dream」は本当に個人的な思い入れが強くて……。歌詞がとにかく最高なんです。自分お笑いをやってるわけですけど、お笑いで皆を笑顔にして、もっと有名になってもっと伝えたいって夢があるわけですけど、そのたいへんな時も応援してくれる存在、笑顔で夢をかなえたい、っていう……ハイ。(会場笑)名古屋の千秋楽で、栞菜が抜けて、梅さんも抜けちゃうって時期で、なんかもう」
ピロスエ「岡井ちゃんが一番ムチムチな時期じゃないですか」
杉田「「スクランブル」はライブの最後にやることが多くて、指をこう、Aの形にする振りとかを皆でやったりする一体感が良かったし、後藤さんの伸びのある声も本当に素晴らしいんですよね」
ピロスエ「後藤真希の現時点でのラストライブってのはAVEX移籍後の最後のライブなんですが、その時ほとんどAVEX時代の曲を演ったわけですど、ハロプロの曲から2曲だけ、「ガラスのパンプス」とこの曲だけ選ばれたんですよね」
杉田「はい、観に行きました」
ピロスエ「僕も行きました(笑)」
杉田「「I&YOU&〜」は、やっぱりタンポポが好きで。当時の加護ちゃんは本当に、完成し尽くした最高のアイドルだったと思います。この曲は2期タンで歌っているのも見たことないし、ハロプロ全曲でってなったら選ばざるをえないですね。2期タンポポのいいところが全部入ってる曲です」
ピロスエ「数年後よくわからないメンバーでこの曲やったことがあるんですよ。そういう曲じゃないんだよ、って思いましたね」
杉田「「白い〜」はイントロが2秒聞こえただけで「フォーー!!」と叫べますね。横アリでやぐっちゃん抜きの5人で演ったことがあるんですが、当時一緒に見に行ってた彼女とふたりでイントロで泣きましたね。つんく♂の乙女心も存分に入ってる名曲です」
ピロスエ「聴いてると、普通に古参ですね。いつから行ってるんですか」
杉田「市井ちゃんの武道館が最初ですね」

相沢直
5位 大切 藤本美貴
4位 ポップコーンラブ! モーニング娘。
3位 大きな愛でもてなして ℃-ute
2位 ロボキッス W
1位 さぁ!恋人になろう メロン記念日

相沢「僕の場合は普通にやると全部メロンになっちゃうんで、1ユニット1曲までっていう条件をつけました。「大切」は元彼にもう心配はいらないって伝える歌なんですけど、最後の最後の仕掛けがすごくて、つんく♂天才だなって思いましたね。よく考えるな、と。曲もミキティにあってる。「ポップコーン〜」は女子力が全開でハッピーな感じがたまらないです。アイドル楽曲として完璧」
ピロスエ「ミスムンのカップリングで、当時レギュラー番組だった「Musix!」のテーマ曲だったんですよね。人気もピークだったこともあって「あの頃の無敵感」を象徴する曲ですよね」
相沢「「大きな〜」は当時YouTubeで観て衝撃だったんですよ」
ピロスエ「当時もうYouTubeでしたっけ? Dohhh UP!じゃなかった?」
相沢「いやあYouTubeだったと思います。可愛すぎるな、と思って。可愛すぎるから、俺℃-uteのファンになろうって決めたんです。そしたら決めた次の日にめーぐるの件があって。この気持ちをどこにぶつければいいの、ってなって。なんだか恋する前に失恋したような気分でしたね」
ピロスエ「あのMVの愛理の可愛らしさはずば抜けてますね」
杉田「あのMVのグラサンのまいまいは最高でしたね」
相沢「「ロボ〜」は当時、ネットの評判が物凄くて。とんでもないのが出る、ヤバいことになってるって話題で持ち切りだった。実際、この曲で新しい時代が始まる気がしたんですよね」
杉田「振付もかわいいですよね」
相沢「この可愛らしさはあの時代の二人じゃなかったら絶対に出ないですよ」
杉田「でもカバーでやっても可愛さは出てますよね」
ピロスエ「ハロコンで田村佐藤がやったの、最高でしたね」
相沢「……あの二人じゃなくても可愛らしさ出るね、っていう(笑)」
杉田「ぜひ歌い継がれて欲しい曲ですよね」
相沢「1位は「さぁ〜」で。メロンヲタの自分にとっては本当に難しい命題なんだけど……この曲を選びました。この「隙を見てキスしよう」っていう歌詞の世界観には本当に泣きましたね。この一瞬しかないんだっていう切なさ。ライブアクトも最高で、自分は「コールアンドレスポンスこそがアイドルを観ることだ」って思ってるんですが、この曲にはその素晴らしさが詰まっている。コールアンドレスポンスで、俺に愛してるって言葉を言わさせてくれる曲です」
ピロスエ「2010年にメロン記念日楽曲大賞をやったんですが、1位が「お願い魅惑のターゲット」、2位が「This is 運命」、3位が「赤いフリージア」だったんです。この順位もとても良かったなって思っていて。1位は運命なんじゃないかとも言われてたんだけど、もしも1位が運命だったら、それより後の曲がみんな意味なかったんじゃないか、って思う人もいるんじゃないか、と」
杉田「なるほど! そうですね。かなり早い時期のシングルですものね。相沢さんはメロン記念日楽曲大賞は投票されたんですか」
相沢「してないんです。これも理由があって。なぜなら、メロン記念日はいつも次に出るシングルが最高だから。(会場笑)俺の1位は次のシングルですよ、っていう。チャップリンも自分の最高傑作はnext oneと言った。あれと同じです」

ピロスエ
泣いちゃうかも モーニング娘。
女子かしまし物語 モーニング娘。
Loving you Too much Berryz工房
消失点-Vanishing Point- Buono!
ええか!? スマイレージ

ピロスエ「1位から5位ということはなくて、なんらかのテーマで枠を作ってその枠で選びました。ハロプロ楽曲大賞で言えば「5曲全部2pts.ずつ」です。「泣いちゃう〜」はフリコピ枠。フリコピのきっかけはハロプロナイトってイベントで、この曲を覚えてみようと思ったのが最初なんですが、やってみて楽しい振りが多い曲なんです。サビの「かも、かも……」のところとか、意識的に覚えようとしないとできない振りで。やってみて楽しい振りが多い曲で言うとほかにはHigh-Kingの「シンデレラ\コンプレックス」とか、娘の「気まぐれプリンセス」とか」
杉田「ええっ、じゃあ気まプリでピロスエさんもお尻ぷりってやったりするんですか」
ピロスエ「ハロプロナイトではやります。みんなやってます(笑)」
ピロスエ「「かしまし〜」はふたつ意味があってひとつはMV枠。都電の車内に固定カメラを設置して撮影してるんですが、その映像がとても楽しい。もうひとつの意味は「他に似た曲がない」ということ。メンバーの自己紹介ソングというのはアイドルの定番ネタではあるんですが、この曲は変化球というか。自己紹介のようで、女子のあるあるネタを演じてるっていう設定なんです。まあ、この曲は今もメンバーに合わせて歌詞が追加されて歌われてるんですが、最近の歌詞はまんま自己紹介なんですけどね。他に似た曲がないって特徴は珍しいなと」
ピロスエ「「LYTM」はBerryz工房の中で一番いい曲、という枠です。自分にとってBerryz工房最高の曲ってのは2度変わってて。最初は「スッペシャルジェネレ〜ション」で、そのあと「ライバル」に変わった。そして最近この曲に変わったと。この曲は非つんく♂楽曲なんですが、Berryz工房楽曲の心髄であるところの「じんわりと染みいるような幸せな感じ」が伝わってくる曲ですね」
ピロスエ「「消失点」は雅ちゃん枠です。これは雅ちゃんメインというだけでソロ曲ではないんですが、雅ちゃんの歌のみの力が最も発揮されて、CDに刻み込まれている曲ですね。特に間奏あけの「君は〜」のところが最高です」
杉田「雅ちゃんならセクシーオトナジャン、ダメですか」
ピロスエ「セクシーオトナジャン、パートが少ないじゃないですか(笑)。だいたい雅ちゃんは不遇なところがあって。あぁ!でも三番手だし。Buono!でも三番手だし」
杉田「そういうところが応援したくなっちゃう理由?」
ピロスエ「いや、なんかおかしいぞ、なんで、っていう」
ピロスエ「「ええか!?」は、今出ている曲の中で最もいい曲枠。まだハロプロ楽曲大賞で実際の投票を受けたことがない曲がいくつもある中で、現時点で最高。現時点で投票するなら僕はこれですね」
杉田「つんく♂の声が多いですよね」
ピロスエ「特にサビ前がすごいですね(笑)」
杉田「つんく♂歌唱の中でも相当長い部類ですね。最長が「浮気なハニーパイ」で46秒歌い続けてるんですが、「ええか!?」は22秒歌ってる。りなぷーはソロパートないのにつんく♂が22秒も歌って、ええか!? よくないやろ、っていう」(会場笑)

イベント総括

杉田「あっという間ですでにかなり押してるんですが(笑)、振り返ってみていかがですか」
ピロスエ「ハロプロ楽曲大賞12年やってるんですが、一度結果発表イベントをやらず、ネットラジオで済ませた年があったんです。次の年にHonestさんっていうスキルのある人と出会うことができて、それからはずっとほぼ固定メンバーでやってます」
杉田「プラチナ期的な(笑)」
ピロスエ「2008年の結果発表イベントでの最後の挨拶でも言ったんですが……毎年毎年年末が近づくと「今年はハロプロ楽曲大賞やるんですか」って尋ねてくる人がいるんです。それが面倒で。その時「ハロプロ楽曲大賞をやめるのはつんく♂が死ぬか俺が死ぬかの時だけだ」って言ったんですが、それは今も変わってないですね。だから続きます」
杉田「かっこいいですね」
相沢「今年もハロプロ、相当いいんじゃないですか?」
杉田「Juice=Juiceの単独コンもあるでしょうし」
相沢「自分も面白かった出来事をメモしていって「どぅーでもいい事件簿大賞」でもやろうかな」
杉田「やりますか、ロフトプラスワンの入口で!」(会場笑)



何よりも「楽曲大賞推し」の自分にとってはあっという間の、濃くて面白い話が聞けた最高の3時間でした。会場は満員御礼とまではいきませんでしたが、楽曲大賞を軸に多種多様な話が聞けてみんな満足されたんじゃないかと思います。ただ……俺の場合は一生懸命メモしたかったし、その場の雰囲気も感じたいから当然のごとく足を運んだわけですが、いい意味でも悪い意味でもヲタトークの域を出てないってことはあったのかな、って気がしますね。あの内容がニコニコ生放送ではダメだったか、Ustreamではダメだったかというとわかんないというか。

こういったトークイベントが最高に盛り上がる条件っていくつかあると思うんです。たとえば登壇者同士の議論がつかみかからんばかりに白熱しまくる、とか。登壇者にフツーじゃ絶対に現れない人が降臨するとか。あるいはトークだけじゃなくて、会場にいるからこそ体感できる仕掛けがちゃんとあってその場に居て良かったと思わせられるとか。なんかそういうことがあればもっともっと面白くなるし会場も満員になるのかな、と思いました。

……ってまあ、お前どこから目線の何者なんだよって話ですけども。消費者の一意見として。ちなみに俺は3時間あっという間に楽しんだので何一つ文句ないんですけど! 本当です。また行きたいです。

楽しいイベントをありがとうございました。長文になっちゃいましてすみませんでした。編集能力ねーな俺。
 
 
あ、追記でいくつか。イベントのトークで「リゾナントブルーはほかに選択肢がないから必然的にぶっちぎり1位になった」っぽいニュアンスで受け止められてしまうところがあるわけですが、その後行われた「ハロプロ楽曲大賞10周年記念 ハロプロシングル大全集!! 1997-2010」ってイベントで1位を獲得したことからも、「選択肢がないから選ばれたってだけじゃなく、楽曲としてちゃんと評価されていた」ってことを同じ枠組みのイベントで証明できてるのは素敵だなと思いました。もう一つ、相沢さんの選んだ「大切」の件。この1曲を選んだという点だけでも相沢さんが信用できる人だな、ってわかるんですけど(笑)。昔、自分の友人であるところのヨシノザワが、たまたま同席した編曲者のAKIRA氏に、「あれは、あの最後のギミックは当初から予定された上で作られた曲なんですか」と尋ねたところ、「レコーディングに居たつんくのアイディアでその場で追加されたものだ」というエピソードを聞けた……って話をしていたことを付け加えておきます。いいエピソードでしょ? 以上追記終わり。