傀儡音楽

かいらいおんがく

第1回アイドル楽曲大賞2012結果発表によせて

http://www.esrp2.jp/ima/2012/
阿佐ヶ谷ロフトAにて結果発表イベントが開催され、第1回アイドル楽曲大賞2012の結果が発表されました。光栄なことにハロプロ楽曲大賞同様にコメンテーターとして参加させていただきました。たくさんのお客さまにご来場いただきましてとても楽しいイベントになりました。

今回、俺は壇上に居たわけですけども、先日レポを書いた「グループアイドル現場補完計画・2012夏」の時みたいに誰がどんなコメントをされたのかレポートしたいと思っておりました。それがウェブ上に残ることに価値があると思ったので。そんで一生懸命メモをとったつもりなのですが……今そのメモを見てもほとんど何を書いているかわからず、少なくとも発言者を明示しながら書き起こすようなものじゃありませんでした……。なので詳細のレポートは今回できません。ごめんなさい。

イベント自体を振り返ってみての感想を。

順位については、たとえば「○位の曲がその10個下のランキングの曲と比較して優れていたということだ」みたいなことはもう、全くないことは明白だと思うんですね。たまたまこうなっただけというか。

で、実際に1位から50位まで聴かせてもらった時に思ったのは「全曲ちゃんとしてるなぁ」ってことでした。……って書くと「どれもこれも素敵な曲でした!」って締めてTHE・事勿れ……ってとられちゃうかもしれないですけどそんなことなくて、決して見下す意味でもなくて、50曲並べた時に、どうにも悪目立ちしちゃうみたいな曲はなくて、普通に面白いカタログになっていると思いました。この50曲がいい感じに並んだCDボックスの5枚組は、聴いてて超楽しいと思いました。

ポイントを票数で割った時の平均ポイントが高い曲についてはどうしても話題になってしまうのだけど、今回のシステムだったら当たり前のことですし、10年の歴史をもってやってるハロプロ楽曲大賞でも同様のことは起こってたわけですし、その視点でいえばトラブルは無かった、と思ってます。「いや、トラブルでは?」と思う方も、その対象となる曲を実際に聞いてみたらその思いが払拭されるのではないでしょうか。

俺としては、AeLL.とかSUPER☆GiRLSとかにちゃんと投票されないことの方に検討の余地があると思っていて……。AeLL.やSUPER☆GiRLSの曲が50位以内に入るべきとか、AeLL.やSUPER☆GiRLSの曲の方が優れているとかって言いたいわけじゃないんです。肌感覚ですが、それらの曲を愛してる人たちに、このイベントの存在が伝わっていない、投票自体に参加してもらえてないような気がしたのでした。「おっ、そんなイベントあるのか」って知ってもらえて、皆さんから投票してもらえたらさらに素敵だな、と思ってます。

いずれにせよ来年以降のアイドル楽曲大賞をさらに良くする為のスタッフ間打ち合わせは既に始まっておりますので、今後さらに良くなってくと確信しております。

……俺はスタッフとして参加させてもらってますけども、以上に書いたことはあくまでも個人の見解で、イベント主催者側としてのオフィシャルな文章ではございませんのでその点だけご了承ください。

結果発表(全投票者コメント付き)」を読んでますけど本当に楽しい。自分と同じ曲を投票したのがどんな人か知るのも楽しいし、自分以外に誰も投票してなければ「宇宙でただひとりだけ、俺はこの曲への愛を表明できた」って誇らしくなれる。自分の投票していない曲のコメントを読んで興味を持ったり面白がったりできる。ノミネートリストが出た時のあの感じと、投票の際の自分と向き合うあの感じと、こうしてコメント読んでる時のこの感じが、楽曲大賞の醍醐味だなぁとつくづく思います。

投票してくださった皆さん、結果発表イベントに参加してくださった皆さん、スタッフの皆さん(ピロスエさん、ガリバーさん、岡島さん、モコモコさん、ヒダカズマさん、Honestさん、青迷彩さん、aniotaさん)、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。