傀儡音楽

かいらいおんがく

ハロプロ楽曲大賞1997-2006(1997-2000)

http://www.k2.dion.ne.jp/~prse/hpma/1997-2006/
それでは俺も、この10年間のハロプロ楽曲を振り返って行きたいと思う。ホントは1年ごとに振り返って行きたいんだけど、俺も途中から参加したにわかファンみたいなもんだから、初期の曲は全然おさえられてない。なので10年間を「1997-2000」「2001-2003」「2004-2006」に区切って考えてみる。その1回目。
最初の3年くらいは……モーニングとタンポポぐらいしかないんだよね、めぼしい曲が。まあ俺の勉強不足によるもので、未聴のものに良いものがたくさんあってもおかしくないけど(なんだか言いわけばっかりだな)。1997年から順に見ていくと……やっぱりまず愛の種だよね。俺と俺の親友とで、「愛の種とモーコーのどちらが名曲か」って良く言い合いしたもんだなぁ。「愛の種」はモーニングにとって最初の、オリメンにとっての記念の、とかそういう思い入れ抜きで本当に名曲。アイドル歌謡曲の宿命であるところのエロスも匂わせつつ、前向きで透明感のある歌詞が素晴らしい。この最初の最初だけつんくワークスじゃないってところも背徳があって良い(つんくワークスじゃないからかメジャーじゃないからか、モーニングのデビューは1998年って考え方もあるんだよね)。いやぁ名曲。NHK-BS2の特番の中澤・安倍・飯田3人の「愛の種」も泣けたなぁ……って結局思い入れか笑い。
「ウソつきあんた」好きでさぁ。この曲がもしもメジャーデビュー曲だったら……モーニング娘。という物語は無かったかもね(笑)。そのくらい地味で、でも好き。歌ってるのは中澤、石黒、福田。ファーストアルバム参加者の中で、モーニングを最も早く去って行った3人です(笑)。
「夢の中」もいいよねぇ。自分の初メイン曲ということで、飯田が卒業コンサートで特別に歌う曲として選んだってのもいい話だよね。飯田、聖子ちゃんにはなれなかったんだなぁ。「さみしい日」も好きだなぁ。地味だけどなぁ。俺って地味な曲好きだな!
1999年になるともうLOVEマシーンの年だもんね。ノストラダムスの大予言が言うところの恐怖の大王って、モーニング娘。、あるいは後藤真希のいるモーニング娘。のことだったんじゃないか、って思ってる。「恋の始発列車」とか好きですね。「あなーたがー好ーきよー」じゃなくて「あなたが、好き!」って言ってる方、……どっちだっけ? 「NIGHT OF TOKYO CITY」のあの素っ頓狂は始まり方は特許モノだよね。しかもあの歌い出しのメロ(ラップ)ってその後二度と出てこないんだよね。素敵過ぎる。
俺、タンポポで何が好きって尋ねられると、なんでかわからないけど最初に「ONE STEP」って言っちゃうんだよね。あのアルバム(超名盤!)の中で一際名曲、ってわけでもないと思うんだけどもね。どこがって言うと……地味なところ? またそれか。いや、結構派手じゃんね? 「誕生日の朝」とかも良いな。その後のタンポポと繋がるところも好き。もちろんシングルも良い曲ばっかりだし。タンポポは普通に良い曲が多いから困るよね。音もシンプルだし。2期以降のタンポポも良いんだけど、どうしたって飯田と矢口が霞んじゃうからなぁ。2002年のタンポポ畑はやっぱり二人に贈られたプレゼントだったと思うし。
2000年にはもう4期入ってきてますからね。世の中一般的な認識のモーニングが完成する。好きな曲たくさんあるけど……DANCEするのだ!とか好きだなぁ。「す、る、の、だ〜!」みたいなこの曲の口調に、その後のモーニングの歴史が塗り替えられていくみたいな印象があります。ハネ過ぎてないけどカラフルで可愛らしい。
中澤卒業の大阪城ホールのDVDに収録されてるミニミュージカル、好きだなぁ。「あこがれ My Boy」のおかげで「LOVEセンリュリー」以降のミュージカルがあるんだろうな、って気もするし。あの演技……ふふふ。あのステージ自体は2001年だけどね。
2000年っつったらもう2期タンポポが始まってて乙女 パスタに感動だもんね。あれもいいよなぁ。あの頃は次々に出てくる新曲が毎回楽しくて仕方がなかったなぁ。乙パスのPVの矢口の可愛らしさって言ったらないよね。
「青春時代 1.2.3!」ですよ。俺のこの曲のPVをネットで拾って観て、繰り返し観て、吉澤の可愛らしさに、むしろあの鼻をこする仕草に、人生を狂わされたんだよね。俺がこうしてハロプロヲタクをやってるのもあの鼻こすりで狂わされたからなんだ。そういう意味では記念すべき曲。つまり俺2000年まではハロプロに対してそれなりに距離を置いてたってことなんだろうな。それなりに聞いてはいたんだけどね。当然「バイセコー大成功!」も好き。むちゃくちゃだよね。2000年以降のモーニングにはこのむちゃくちゃ感があって、それが無敵感でもあったんだけど、この曲にはその無敵感の素であるところの辻加護爆弾は参加してないからね。そこがまたすごい。ややや、やや、やすだ、けいけい(プッチモニダイバーV3のオープニングより)。
あ、「I WISH」もこの年か。ホント2000年は転機だよねぇ。転機ってことはつまり人気が絶頂ってことだったのかもなぁ。このぐらいの時期からシングルでは無茶しなくなったんだよね。無茶というか、性的表現からは大きく遠ざかった。子供が聴いても……という命題が頭にある大人が聴いても大丈夫な歌詞でしかシングルを出せなくなった。まあこの頃からハロプロの人数もユニットも増えて行って、「本体」ではできないことを任せるってシステムが構築されていくから良いんだけど。


……特記事項としては、上記には俺のハロプロ楽曲大賞1997-2006対象となる5曲が1曲も含まれてない、ってことですよ。