行って来ましたよGirl’s BOX。7時間のライブは長いっちゃ長いですが、フェスだと考えりゃなんてことないですもんね。以下、セットリストと合わせて雑感を書かせてもらいます。
PLIME
- WILL〜恋する未来〜
- Winter Carnival
思ったよりも全然良かったですね。名前がわからないんですがベレー帽の子が綺麗だったような気がします。実はその後も「応援しているアイドルの登場時以外は席に座ったまま」という観客が多かったわけですが、彼女たちはあっさり「立ってください」とかいって総立ちライブ(死語)を成立させてました。頼めば断れない気弱なアイドルファン(笑)。それでも座ってる人もいるんですけどね。
CHASE
- RUN TO YOU
- CHASE ME!
まだまだ発展途上の真っ最中……というところなんでしょうね。リズム感はいいんじゃないか、と思いました。要は子供なんですけど、楽曲を与える側や演出する側がそれをわかってたらこんな風にはならないのにな、と思いました。あと入江紗綾さんへの注目度が一気に下がっている印象があるんですが、結局騒いでたのは「巨乳の小学生」という部分にのみ反応した気持ち悪い人たちばっかりで、中学生になった途端に興味を失った、ってことなんでしょうね。ここからが勝負だと思うので頑張ってほしいです。
Perfume
- パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
- コンピュータードライビング
- Twinkle Snow Powdery Snow
出てくるの早いな! というのが第一印象。でもGirl’s BOXにおいては明確に「外様大名」ってことなんでしょうね。その後の催しにも一切顔を出しませんでした。別にいいですけど。曲としては新曲も聴けたし満足です。っていうかPerfumeは名曲ぞろいだからどの曲聴いてもうれしいし、何曲やっても物足りないんですけども。「Twinkle Snow Powdery Snow」は配信限定というふれこみだったんですがあっさり2/14発売のシングルに収録されるとのことです。PVも撮影済みだとか。広島弁全開のMCが相変わらず可愛らしくて、むしろもっとしゃべってくれと思いました(長過ぎと評判だった様子ですが)。「初詣のおみくじで生まれて初めて『小凶』を引いた」なんて話をしてました。ちなみに占いの順番って基本パターンとしては「大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶」となるらしいんですが、だとすると小凶は凶と大凶の間、凶よりも悪いということになるんですかね……。
佐藤寛子
- Can't Hide
- キミを盗みたい
シングル「Can't Hide」からの2曲だったんですが、俺としては素晴らしく良かったです。堂々と情感たっぷりに歌えてたと思うなぁ。特に「キミを盗みたい」は歌詞の意味も合わせて名曲かも、と思い直しました。佐藤寛子さんといえば知名度で言えばかなり高いほうだと思うんですが、Girl’s BOXに集まるアイドルファンの前ではかなりやりづらそうでしたね。ものすごく居心地悪い、という感じでした。
矢吹春菜
- Love Heals All
福永ちな
- あの日の月
4YOU(矢吹春菜・相澤仁美・愛川ゆず季・福永ちな)
- kiss and hug
グラビア四人衆がそれぞれ1曲ずつ歌った後4YOU名義で1曲(シングルのカップリング)を歌うという構成でした。矢吹春菜の衣装がダサくてかわいそう。福永ちなは正月明けだからか顔がパンパン……のようにお見受けしました。4YOU名義での1曲の時はグダグダで、町のカラオケレベルにすら達してませんでした。まあ4人集まることも少ないんでしょうけど、お見合いで誰も歌わない、歌詞がおぼろげで誰かにリードされないと歌えない、みたいな状況。でも嫌々やってるかというとそんなことなくて「四人で歌うのは最後になっちゃうかもしれないけど、またやりたいので皆さん応援してください!」とか言ってました。もらった曲をちゃんと愛してちゃんと自分のものにしないとなぁ。目の前のものができてないのに次の下さいって、そりゃないよね。
熊田曜子
- kiss me kiss you again
- 秋物語
曲が良いってのもあるんですが、めちゃくちゃ素晴らしかったです。歌いっぷりも悪くなかったしMCも好印象でした。正直本人に関して言えばあまり好きな部類じゃなかったのですが(どうしても放火魔という言葉しか頭に浮かばなくなっていたのですが)、偉そうな言い方をさせてもらえれば「見直しました」。休憩前の第一部のトリという役は十分に果たしていたと思います。お正月は岐阜の実家に帰っていたそうです。
Mi
- 未来の地図
- WORLD'S LOVE
- same sky
- アイシテル
「私たちはアイドルじゃなくてロックバンドなんだ」ということをアピールしたかった様子。ボーカルの子が声が出てなくてかわいそうでしたね。ロックだったらもっと声量のあるところを見せたいだろうに。でも俺彼女の声って天性のポップス声だと思うんですけどねぇ。4曲目の前、次でラストだとの説明に対する観客の「えー?」という声に、「嬉しい〜、もう一回言って!」とか言ってたのは素直に可愛らしいな、と思いました。
斉藤未知
- マトリョーシカ
- シャ・ラ・ラ
- ダカラ・・・・
ダンサーを2名従えての登場。初めて見るんですが、細い! 背が高い! スタイル良い! 丸顔なもんでそう見えないんですが、めちゃめちゃすらっとした人です。「マトリョーシカ」「シャ・ラ・ラ」「ダカラ・・・・」全部大好きな曲なので大満足。ダンスもちゃんとしてて、ダンサーのかざす手鏡で自分の美貌をチェック……みたいな演出も素敵でした。「告知が三つあります」なんていうから期待したんですけど、ドラマ出演(花より男子2)他の話でした。新曲リリースの情報がいち早く聞けるのかと思って期待したんですが残念。基本的にはしゃがないタイプみたいで、自分のステージ以外の時は終始ぼんやりした感じでした。何にでもがっつけとは言わないけど、つまらなそうにしてて仕事減っちゃったら俺は悲しいです! っていうか会場のお前ら、声援が少ないんだよ! もっと盛り上げやがれ!(俺は終始タイガー)
尾関美穂
- また会う日まで
- 土曜日の魔法
- ロマンス
尾崎紀世彦と岩崎宏美のカバーを含む3曲。オリジナル曲の「土曜日の魔法」では川村ひかる、雛形あきこ、MEGUMI、山田まりやが出演しているPVが大型ビジョンに映し出されてたわけですが、観客はあきらかにそちらを凝視していて全く尾関さんの方を見ておりませんでした(ご本人もそう嘆いていた)。トークが必要以上にこなれてて落語家の人かと思いました。お正月は岐阜の実家に帰っていたそうです。岐阜ブームか?(んなわきゃない)
ハレンチ☆パンチ
- Doki Doki! My Sister Soul
- メガホン
- じゃあねで指切りまたアシタ
- MONSTER DRIVE
それまで座っていた観客が一気に立ち上がって盛り上がっていました。盛り上がりすぎたのか、係員の指示に従わずに自分の席を離れてがっついてるファンが居て、係員がつまみ出そうとしているのを振り切り脱走、会場全体を追いかけっこした上であっちこっちで揉み合い、なんてことになってました。7〜8分やってたんじゃないかな? 最終的には自分の席で大人しく観るということで係員を納得させたようです。子供じゃないんですし、ルールとマナーを守って楽しみたいものですよね。でも俺、足踏まれたんだあのチビデブメガネに! 両足首捻挫しやがれ。そんな感じのハレンチ☆パンチのステージでした。
時東ぁみ
- せんちめんたる じぇねれ〜しょん
- 恋のハニースイ〜トエンジェル
- 愛ヤイ 愛ヤイ!
- 宇宙(そら)から〜CRY FOR HELP!
- 発明美人とパインナッポー!!
つんく作詞作曲・平田祥一郎編曲の「発明美人とパインナッポー!!」で振り付け教室を実施してました。「簡単なので〜」とか言ってましたが周囲の人は全然できてませんでしたよ(俺は終始タイガー)。やっぱり「頭の上で両手を大きく振る」ぐらいにしておかないと。THE ポッシボーの秋山ゆりかさんと後藤夕貴さんがダンサーとして参加していました。その二人が女子高の制服っぽいスカートにメガネという出で立ちだったので初め時東さん本人かと思ってしまいました。やっぱりメガネの印象って強いんだなぁ。客席は思った以上に前方に時東ファンが少なく、座ったままの人も多かったですね。
嘉陽愛子
- Fantasy
- 愛してね もっと
- cosmic cosmetics
- HOME MADE STAR〜嘉陽愛子のテーマ〜
若い頃の松田聖子に似ているなぁというのが第一印象。MCは一生懸命なんですがテンパっていたらしく「皆さん、2007年はどうでしたかぁ?」とか言ってました。良い年でしたよ。MC間違いはそれにとどまらず、自分の着ボイスダウンロードサービスの提供サービス名をミランカだと言い続けてました(正しくはミュゥモ)。さすがに大失敗だと気づいたらしく凹んだ様子でした。スタッフこそ青くなっただろうなぁ、あんだけミランカミランカと繰り返されたら。Girl’s BOXがミランカpresentsだし、同じミから始まるし、しょうがないですよね。嘉陽愛子さんはGirl’s BOXの中心メンバーなんだし、もう1曲演っても良かったんじゃないかなぁ? 白の衣装をがばっと脱いだ時に歓声が起こりましたよ。
長澤奈央
- REAL LIFE
- GAME
- ラブボディー
- ラブボディー for...
- ラブボディーセブン(表記不明)
オレンジ色のライダースーツのようなツナギで登場。左腕には大きく「LOVE BODY」と入ってる。ステージで笑う長澤さんは綺麗で(実際あまりタイプの顔ではないんですが)すごく魅力的でした。基本的には全曲リップシンクだったかな? ダンスが良かったので俺は全然OK。むしろ歓迎。4曲目を紹介する時「それでは聴いてください。ラブボディー……」であえて一度止めてから「for...」って言ったんです。周囲のファンは息を潜めて番号を待って、んで「フォーかぁ〜」とかため息をもらしてたわけですよ。なるほど。ラブボディーシリーズも4作もあるとこんな風にため息が漏れるんだなぁと思ってたら、新曲を歌うと言い出して、同じように「それでは聴いてください。ラブボディー……」で止めた後「セブン」とか言われた時には会場ドーンでしたよ。ラブボディーシリーズが4作までって知ってる人にとってセブンって、5と6はどこに行っちゃったのヨって話ですから。あれは驚いた。7時間のライブ中で一番笑った瞬間でした。
SHOW-YA
会場が最も盛り上がった瞬間ということで良いでしょう。俺はSHOW-YAびいきの発言をするつもりは全くありませんが、ステージを盛り上げる、会場を一つにするという能力において、出演したアイドルたちはもっともっともっともっと学ぶ必要があると思いました。大ラスで登場した時も完全に寺田恵子に引き回してもらってる状態でした。40以上のオバサンたちがやってるとは思えない熱いステージで、ほとんどの観客がこぶしを振り上げておりました(俺は7時間、一貫してタイガー)。星井七瀬さんと長澤奈央さんが参加しての「限界LOVERS」は正直ついていけるのか、歌えるのかと心配だったんですが、それなりに形になってましたね。星井七瀬さんが2007年はさらにロック色を強めるということなので期待しています。
結局Girl’s BOXは現代版の「NAONのYAON」をやりたいということなんでしょうね。だから7時間という長時間イベントに手を出したし、象徴という意味も含めて「NAONのYAON」の主催者であったSHOW-YAを呼んだと。その考え方には全く反対しないです。是非頑張ってほしい。AVEXはGIZAとハロプロとAKBと組んでフェスやってほしい。無理かなぁ。無理だよなぁ。
dream
- Movin' on
- JELOUSY
- My will
- MUSIC IS MY THING
- Dreaming Way
歌もダンスもプロ。圧巻のステージでした。橘佳奈さんはボーカル的に最も重要な役割を担っているのだな、と強く再確認しました。「メンバーと顔見知りのファンと目が合うと手を振ったり笑いかけたりする」という点以外は文句ないです。あれ、リップシンクじゃないよなぁ。よくあんなに踊りながら、あんなちゃんと歌えるなぁ。偉い。すごいわ。
全員(Mi・尾関美穂・嘉陽愛子・斉藤未知・SHOW-YA・時東ぁみ・dream・長澤奈央・ハレンチ☆パンチ・星井七瀬)
- 学園天国
俺は8,800円も出してプレミアムシートという席のチケットを買ったわけですが、端っこ過ぎてあまり観やすくはありませんでした。豪華特典として当日イベントのロゴ入りTシャツとスタッフパスを模したネックストラップに出演者のサインが入ったものをいただきました。正直全然嬉しくなかったです。次回のリクエストとしてオリジナルCDとかどうでしょうか。
「Girl’s BOXが映画化決定」なんてニュースもありましたね。期待してます。あと、30分休憩の幕間に嘉陽愛子・尾関美穂・斉藤未知の3名による羽根突き対決があったんですが、やっぱり斉藤未知さんのテンションは低かったです。
そんな感じでした。次回があるなら是非また行きたいです。あと無理を承知でParadise GO!! GO!!の復活を期待しています。