傀儡音楽

かいらいおんがく

モーニング娘。コンサートツアー2006SPRING レインボー7を観て来た。

日曜日の夜、娘コンに行ってきたよ。いやあ、人気も下火下火って繰り返されてるわりにはさいたまスーパーアリーナで3公演できるってんだからすごいよね。まあ今回は紺野・小川の発表があったから、駆け込み需要も相当あったんだろうとは思うけど。
セットリストはさ、ツアータイトル通り基本的に最新アルバム全曲を軸に最近の曲を加えて、という感じだったよね。一番人気のあった時代の曲に頼らずにあそこまでの内容に仕上げてくるってのは、やっぱり地力があるってことじゃないかなぁ。今回もまたすばらしいエンターテイメントに仕上がってましたよ。
当日紺野の誕生日ということで、一部ファンが「聖誕祭」なんて題してさ、ピンク色のハンカチを振るっていう仕込みがあったんだよね。ハッピーバースデーを歌う時に多くのファンがピンク色のハンカチを振って、メンバーからも「すごい、ピンクだよ〜」なんて発言もあって、紺野も喜んでたわけですけど。……ま、地味ですよね。っていうか紺野卒業の時のサイリュームライトはピンク色でいいのか、ということになる。前回卒業の石川がピンクでまたピンクなのか。実際問題そんなにたくさんの色は物理的に用意できないし、紺野もピンク色が好きなわけだし、そろそろ誰かの時と違う色ってわけにもいかないのかもしれないねぇ。同じ色でも我慢、みたいな。
というか結局小川の卒業式は7/23の代々木では行なわれるのか行なわれないのか。まさかミュージカル会場で卒業式なんてことになるのかしら? 小川に関しては卒業式の有無やサイリュームライトの色みたいな問題だけでなく、今回の卒業の真相、ハロープロジェクトに席を置き続けるのか、芸能界復帰はあるのかみたいな相当根本的なところまでかなり不透明だ。不安だよなぁ……。実際ハロープロジェクトはああ見えて、シェキドルをクビにし、りんねをクビにし、平家みちよを結局バイバイバイにし、矢口から卒業を取り上げた事務所だからね。小川に対して相当差別的な幕引きを押し付けてもおかしくはない。何があっても驚かないように、心の準備をしておかないと……。
でも実際小川って、そういう不遇を受けてても仕方がないんじゃない、って思わせちゃうところが、若干あった気がするんだよね。他のメンバーに比べて怠慢に見えちゃう感じ。もちろん体重管理は大前提として、ハロモニの番組内でも全体を盛り上げようとか、自分が前に出て後輩を引っ張っていこうとか、ここは工夫をしてみようみたいなのが、あまり伝わったこなかった気がして。不遇なのはわかってるんだけど、かといって「あんなに頑張ってたのに」っていう思い入れも薄い、みたいな感覚があるんだよなぁ。俺だけかな? 俺、冷たい?
って、コンサートの感想と全然関係ないじゃんね。
「恋は発想」は、ああこうしてコンサートでこの曲が聴けるのもこれが最後だろうなと思うと少し感慨深いものが……なかったですね全然(笑)。「直感2」はアルバム収録のバージョンでやって欲しかったです。高橋ひとりの「大阪恋の歌」は圧巻だったなぁ。藤本ソロは「銀色の永遠」って、まあレインボー7だからタイトルに色のついたものってことだったんだろうけど、もっと聴きたい曲は他にもあったな。
モーニングのコンサートとしてはこれが最後だったんだけど、紺野を呼ぶ「こんこんコール」も小川を呼ぶ「まことコール」も、正直あまり盛り上がらなかった。7月の代々木があるからかな? ぶっちゃけた話「オツカれいなコール」の方が大きかったです。
最近のファンの人たちって、一番盛り上がってた頃のマジヲタの人たちのパフォーマンスに憧れてる感じがするんだよね。盛り上がるなら自分もその流れに乗っかりたいと思ってるけど、自分から声を出す人は少ない。全体が本当にひとつになって割れんばかりの歓声になるってのは、後藤・保田・安倍の時で終わりなのかもしれないなぁ。
コンサート終了後、北与野の駅前の居酒屋・庄屋で飲んだんですけど、「SEXY BOY」「レインボーピンク」「しゃぼん玉」なんて特別カクテルが用意されてて、BGMで終始モーニングが流れてるみたいな、完全な娘コン対策シフトになってました。便乗も甚だしい。最近の居酒屋は商売上手だなぁ、と。「モーニング盛り」っていう刺身とサラダと揚げ物の盛り合わせっていう、ある意味モーニングの名前に恥じないハイブリッドな特別メニューがあったんですけど(しかも注文したんですけど)、正直、量が少なくて「これで1,500円? なんだか寂しく感じます……」という印象がぬぐえませんでした。8人になったら、やっぱり相当さびしいんだろうなぁ、と居酒屋のメニューを見つめながら思いふけってしまいました。