今年に入ってからの……いや、昨年末からのハロープロジェクト関連のアルバム作品がすこぶる良い。どれも予想を裏切る良作に仕上がっていて、ホントうれしい限りなんだよね。
昨年末ってのはモーニング娘。の『愛の第６感』ね。前作がイマイチだったので心配だったんだけど……
……２曲目あたりからガーッと持ってかれる感じがあって凄く良かった。俺の一番のお気に入りは「独占欲〜時として恋は〜」ね。3rdシングル「抱いてHold on me」以来（たぶん）の硬派なラップが入ってて、そこになかなか味があって良い。一転「レモン色のミルクティ」なんつーのは王道キュートなアイドルソングでこれまた良い。最近こういう若いメンバーのみの曲を入れるの、定番になってるね。良いです。珠玉のシングルも入ってるし、アルバム全体としてかなりアリでした。
次に飯田圭織のファーストソロアルバム『アヴニール〜未来〜』ね。正直な話俺としてはご祝儀のつもり、ぐらいの気持ちで買ったのね。ファーストシングルの曲は好きだけど持ってなかったので、ハズレでもまあいいか、ぐらいに考えてて。ところが良かった。地中海ってテーマに一環されているこういうコンセプトアルバムも悪くない。一曲一曲の印象が際立ってるわけじゃないけど、通して安心して聴ける仕上がりなんだよね。思ったより回数聴いてると思います。お気に入りは「情熱のトビラ」かな。……地中海ってテーマがいつまで続くのか、いつまで続けるべきなのかわからないけどね。俺は好きです。
そんで後藤真希の『3rdステーション』。アルバム三枚目にしてとうとう決定打が出たって感じでしたよ。素直に言ってしまえば、一曲目「エキゾなDisco」が鳴った瞬間名盤確定、みたいな。何度聴いても良くできたゴキゲンチューンなのよ。俺、この曲一曲で「あー、DJやってくださいって頼まれるようなことあったらコレかけたい！」って強く思ったもの。とにかくこの曲だけは死ぬまでに一度聴いて欲しい。親友ヨシノザワに言わせると、ウィスパーボイスは追加アイディアではなく、ウィスパー前提に曲自体が作られている、とのことです。その他も名曲が多くて総じてレベルが高い。シングル曲もリメイク曲も良い、隙のないアルバムになってます。当人の最高傑作なのは間違いないです。
そしてそして……Ｗ（ダブルユー）。現在までのハロプロ関連CD全ての歴史の中でもベストテンに入る傑作なんじゃないでしょうか。ここまでの文章でベタ誉めの俺に褒めちぎられても全然ありがたみないと思いますけど……ホント、俺、このアルバム聴けて良かった。アイドル音楽好きで良かったと感謝してます。オープニング曲の次の「デコボコセブンティーン」がいきなりの超名曲。これまたこの時点で名盤確定なわけで。演歌調あり、校歌風あり、正統派アイドルポップスありと盛りだくさん。テーマとしてこだわられている「17才から18才へ」という世界観はリアルとは言い難いんだけど、ファンタジーとしてとらえたらこんなに素敵なものはないです。ハモリにも気を配ってあるし、ホントよくできてます。辻んこの「好き、好き、好き、あ〜〜〜好き！」のセリフあたりは評価の分かれるところだと思いますが、俺は……めちゃくちゃ盛り上がりました！
……もう、何？ キモヲタがベタ誉めって感じで、我ながら情けないんだけどさ。俺、ダメなものはダメっていつもちゃんと書いてるつもりなので、サヨナナの読者を自称してくれる人たちなら、聞いてみるまで行かなくても実験４号の気持ちはわかってくれるはず！ と思ってます。
2nd W／W(ダブルユー) ￥3,059
蛇足覚悟でもう少し……。
先日、Berryz工房の最新シングルがオリコンのウィークリーシングルチャートの7位に入ったって言う事実を受けて、俺的にはちょっと戸惑ってたりします。どういう意味に受け止めればいいのか。とっくにそっぽを向きつつあったハロプロファンが、ここへ来てB工に興味を示し始めてる、ってとらえるのが一番いいんだとは思うんだけど。どう考えても、今までハロプロに縁がなかった人々がB工の活躍に集まり始めた……ってのは考えづらいもんね。
今、一番ハロプロに必要なのは、松浦亜弥のアゲアゲのナンバーでの大ヒットだと思う。現時点での最新シングル「ずっと好きでいいですか」は決して悪い曲じゃないけど、やっぱり静かな曲は松浦の本領じゃないと思ってる。「めちゃホリ」系の曲で来たるべき夏を盛り上げて欲しいなぁと。
そして、俺の希望は……藤本美貴のセカンドソロアルバム『MIKI②』の発売ね。今冬に是非。藤本のソロ活動、今一番いいタイミングだと思うよ。セカンドアルバム、お願いしたいなぁ……。何卒、なにとぞ。
