傀儡音楽

かいらいおんがく

第3回ハロプロ楽曲大賞2004

 今年も参加しますよハロプロ楽曲大賞。今年で第3回の2004ですわ。しかも今年は俺、発表イベントも見に行っちゃう所存ですから。ああ楽しみ。わー楽しみ。それではまず楽曲部門。5位から。

5位)恋してごめんね/松浦亜弥 1点
×3
 ファーストアルバムが歴史に残る名盤、セカンドアルバムが前作とは比べ物にならないほど平凡な作品だったわけです。不安と期待の入り混じったまま発売されたサードアルバムは……前2作の中間程度の作品でした。なんでしょう、言ってみれば「うれしさも 中くらいなり おらが春」と言ったところでしょうか。今年ちっとも勢いのなかった松浦のシングルですが、夏くらいにこの曲が出ていたら全然違ってたんじゃないかなぁと思います。メロディ、ミックスともによくできた佳曲。

4位)あなたなしでは生きてゆけないBerryz工房 1.5点
あなたなしでは生きてゆけない
 衝撃のデビュー曲と言っていいんじゃないでしょうか。いや、実際最初からノックアウトってわけじゃなかったんですが、聞けば聞くほど魔法が聴いてきて「どうして俺はこの曲に出会って、最初から名曲認定できなかったんだ! 俺は阿呆だ!」と嘆かされました。「初恋を最後の恋として一生あなたのこと愛したい」という歌詞が圧倒的破壊力。んなわけあるかい、と脳内つっこみしつつもその勢いに完敗といった状況。「ああ、つんくはこういうことをやらせたいのね」って明確にわかった一曲でもあります。

3位)白いTOKYOZYX 2点
白いTOKYO
 ZYXは、あぁ!と一緒で「Berryz工房のおかげで休止なんだろうけど、もったいないなぁ」って思わされるユニットですよね。っていうか単に与えられたシングルが良いってだけで、この曲を歌うのがモーニングだろうがミニモニだろうが名曲確定ではあるんですけど。ZYXって矢口の心中を考えるとどうしても割り切れないというか妙にそわそわした気持ちになってしまうんですが、この曲も「行くZYX! FLY HIGH」も名曲だったので、高評価のまま終われて良かったなぁ、とも思いますね。この曲の歌詞を見直すと、「ああ、俺ってつくづくこういう青臭い学園生活ワールドが好きなんだなぁ」と思わされますね。ピロスエさんがGET WiLDでこの曲をかけた時、一瞬なんの曲かわからなくって、となりに居た音楽配信メモの人に「これ! 名曲! なんだっけ? なんだっけ?」と尋ねた記憶があります。もちろん「さぁ?」とか言われたわけですが。

2位)ほんとはね。/ソニン 2.5点
ほんとはね。 (DVD付)
 泣ける。ホント泣ける。より子。のバージョンも好きだったんだけど、ソニンにはこの曲を自分の曲だと背負って行ける「業の深さ」がただよってますからねぇ。一時インディーズ時代だったソニンの門出の曲としてはピッタリだったと思います。俺もうこの曲好きで好きで。一時期風呂入りながら歌う曲っつったらこればっかりでした。最後の英語も完璧にソラで歌えましたね。普通に聴いて泣いて、ヘッドフォンで聴いてその息遣いにまた泣く、みたいな。これまた学園モノで卒業を歌った曲。そういう世界観好きなんすよー(しつこい)。

1位)蝉/Berryz工房 3点
1st 超ベリーズ
 それこそ彼女たちのファーストアルバムの曲であれば、どれを選んでもOKなくらい完璧な名盤なので、本当に悩んだのですが……。「小遣いUP大作戦」とギリギリまで迷ってこの曲。じゃあ「小遣い〜」を2位に入れろよって話なんですけど、それやっちゃうとホント、ランキングが全部Berryz工房で埋まっちゃうんで。でも「Today Is My Birthday」も「安心感」も「恋はひっぱりだこ」も「日直 〜芸能人の会話〜」も最高に良いんですよね。もう今年のハロプロ楽曲大賞に参加するって決めた時点で「1位はBerryz工房の曲」ってことだけは決まってました。
 蝉。蝉ですよ。夏休み、田舎の親戚の家で過ごす日々。寂寥感と心地よい安心感。郷愁。「お夜食はラーメン バター入れて」なんて歌詞が、全く飛び道具的に浮いてない。素晴らしい名曲です。つんくありがとう。本当にありがとう。


続いてPV部門。

3位)ハピネス 〜幸福歓迎!〜/Berryz工房 1点
シングルV 「ハピネス~幸福歓迎!~」 [DVD]
 なんだろ、もう、気持ち悪いオッサンの気持ち悪い戯れ言として笑って聞き流して欲しいんですけどね、若い女の子たちがですね、中華料理の回転テーブルの周りに座ってですね、こう、脇をワキワキして踊ったりですね、左右から現れた二人が画面真ん中で肩をぶつける時に、こう、お互いの手でハートを作るダンスとかがですね、かわいらしいなぁと。曲も好きですし(詞の中の「秋」の扱い方は安易だとは思いますが)。

1位)女子かしまし物語(パニックトレインVer.)/モーニング娘。 2.5点
1位)女子かしまし物語モーニング娘。 2.5点
シングルV 「女子かしまし物語」 [DVD]
 どちらも甲乙つけがたいので両方1位。点数も一緒。詳しくはこちら。もう、良いですよ。こういうのがまさにモーニング娘。ですよ。今年は楽曲の方にモーニング入らなかったですけど、こうして素晴らしいプロモーションビデオを排出してくれたのヨシとします。いやー、ファン続けてて良かった。大好きです。

 推しメン部門。飯田圭織さんでお願いします。


ハイ、以上。ほんとスイマセン。でも、いいもんですよ、ハロプロ楽曲。いい楽曲さえ出してくれれば、例えハロモニをちっとも観なくなったとしても、俺は追いかけますから。楽曲さえちゃんとしてれば。つんく頼む。