傀儡音楽

かいらいおんがく

第1回ハロプロ楽曲大賞2002

 今日こそ参加しちゃいます第1回ハロプロ楽曲大賞2002。敬愛する(年下ですけど)ピロスエさんによる、モーニング娘。他が所属するレーベル「ハロープロジェクト」関連のCDから今年もっとも素晴らしかった作品を5曲選んじゃうこの企画。色んな人が思い思いに選ばれていて、まとめて報告されております。
 では早速いきましょう!

第5位 いきまっしょい!/モーニング娘。
4th いきまっしょい!
 4thアルバム『4thいきまっしょい!』から表題作。3rdアルバムにおける名曲「Say Yeah!−もっとミラクルナイト−」と双璧をなす盛り上がりナンバー。
 (もともとは田中麗奈のコマーシャルからの引用なのだろうが)長い間モーニングのメンバーの意思統一のキーワードとして使われていた「いきまっしょい」を満を持して採用しただけあって力の入れ具合が凄い。辻のドスの効いた声が完全に全篇を制圧しているところがグーなんだけど、それでいて各自の見せ場もしっかり確立されてるのも良い。「繋がんない夜10時のネット」はちょっと疑問だけども。


第4位 好きな先輩/モーニング娘。
4th いきまっしょい!
 これまた4thアルバムから。もう、このアルバムはホント珠玉の逸品の盛り合わせだね。この2曲に絞るのも辛かったもの。好きな先輩――なんて淡くて青くて甘酸っぱい響きだろう。「好きな」「先輩」を別々にだったらまだしも、合わせて使うことなんて30歳過ぎたら実生活じゃありえないもん。忘れられぬ遠き美しき時代を思わせる一曲。
 この女生徒が好きな先輩が、女性なのか男性なのか決めきらないトコロも良い。淡い恋の歌のようで、挿入される「せんぱい!?」という問いかけのセリフに「なぁに〜?」って答えるのはモーニングの先輩メンバーだからね。とにかく俺のツボ直撃の一曲でした。もちろんメロもいいです。


第3位 香水/メロン記念日
香水
 もう、ひたすらメロン良かったねと言ってあげたくなる「普通の」名曲。俺、ぶっちゃけた話「This is 運命」で売れることのできなかったメロンはもうダメだと思ってたから。まっとうに良い曲で歴代最高の売上が記録でき、念願の初ライブも大成功と、メロンにとって今年は最良の年だったんじゃないかしら。
 もう、相当高レベルなファーストアルバムが期待されちゃいますな。でも出るのはファーストベスト的な内容にならざるを得ないか……。ま、とにかくおめでとう。


第2位 そっと口づけて ギュッと抱きしめて/藤本美貴
そっと口づけて ギュッと抱きしめて
 俺が今、ハロプロ内でも最も注目するミキティの2ndシングル。とにかく「こんなんじゃ どんなことも手につかないな ガックシ」に完全にノックアウトされました。
 はっきり言ってメロ接合に失敗してるシャッフル曲なんですが、その違和感がジェットコースター的で逆に魅力になってます。この空模様みたいな感じが女の子ですよね。
 ミキティのシングル、「ボーイフレンド」を除いて名曲ばかりなので、これまたアルバムが楽しみでございます。


第1位 初めて唇を重ねた夜/松浦亜弥
ファーストKISS
 ほぼ世界中の人の想像を裏切って第1位は松浦の1stアルバム『First Kiss』のラスト曲。もう、好きで好きで好きで好きで好きで(かけるファイブ)。この曲に関してだけは、メロだの詞だの歌い手だのテーマだの編曲だの、そういう一個一個のパーツを分析して考えたことないぐらい、好きです。それこそ恋って感じですか。俺の人生ベスト20くらいには入りそうな一曲。

 ……っつう感じの5曲でしたね今年は。ま、実は松浦の「THE 美学」とか、当初相当評価低かったのに最近曲単体としてすげー良くできてるなぁとヘビーローテーションさせてみたりとか、タンポポの「BE HAPPY 恋のやじろべぇ」とかごまっとうの「shall we love」とか実は相当良いんじゃないのとか思い出したりとかしてるんですが、ま、上記5曲は堅いということで。

 来年は……来年も俺、今年と同程度にハロプロの曲聴いてるでしょうか? それはまぁ、神のみぞ知る、というところで。